運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

20L

筆者のいる研究室では、研究対象が海産生物である都合上、海水を大量に消費する。
普段大量の10Lポリタンクに海水を入れて培養庫の前に保管しているのだが、ちょうど在庫が切れそうになっていたので、今日研究室総出で汲みに行った。

汲みに行くと言っても海まで行く訳ではない。隣の建物に海水の貯水タンクがあり、蛇口を捻れば出てくる。
隣の建物とは言えちょっと歩くのだが、台車は2つしかなくて全く足りない。結局、パワーのある男子学生が両手に持って運ぶことになった。




右手に10L、左手に10L、合計20Lである。

人は普通に生活していれば20Lもしくは20kgの物体を持つことはない。強いて言えば米20kgとかだろうか。あまり見たことないが。
筆者の場合は登山の経験があり、数日に及ぶ山行だと荷物が20kgに迫ることがあった。まあこの場合は荷物は手に持つ訳ではなくザックに入れて背負うのだが。
また、昔とある災害に巻き込まれて断水した際、水20Lをマンションの上の方にあった実家へ運んだりしたこともある。この場合も偶然家にあったザックに入れて背負ったが。ザックすごい。

今回はザックなんて都合のいいものはないので大人しく手に持つしかない。




いざ20Lを手に持ってみると、思ったより重い。重いというか手に食い込んで痛い。
腕と肩はもちろん、足腰にも負担が来る。数段だが階段を登らないといけない場所があり、とてもつらい。
20Lってこんなに重かったかと思った。これはザックが有能だったのか、筆者が衰えただけなのか。

何往復かして運び終えた頃には汗だくになってしまった。みんなでアイスを買って食べた。

現在家に帰った筆者は、右足首に違和感を覚えている。なんか痛い。
筋肉痛は覚悟していたが、足首の痛みはちょっとタチの悪いものではなかろうか…。




そういえば今年はまだ山に登っていない。そのせいで足腰が弱っている説はある。
いい感じの登山シーズンになってきたので、暇があれば登りたい。