運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

5日目、山場

今日こそが学会の本番、というか今日以外は遊びと言っていい。

まず、今日の発表のテーマは多様性、細胞構造学、分子生物学など、筆者の最も得意とするところが固まっている。
それと同時に、これらのテーマで研究を行っている筆者の発表も今日であった。




午前から午後にかけては全ての口頭発表を聞いた。
物凄い大御所の先生による発表もあれば、正直ツッコミどころ満載の発表もあり、なかなかに玉石混交という感じであった。




そして、問題の筆者の発表である。

まず英語力を上げるためにビールを購入してドーピングした。酒を飲むと英語力が上がるのはガチである。実は上がっているのはコミュ力なのかもしれない。というかポスターセッションになるとビールの販売が始まるあたり、そういうことなんだろう。

ビールを片手に説明を始めて行くわけだが、まず最初に来てくれた方が筆者にとって大当たりの人物であった。筆者の研究対象のうずべんの近縁種について、昔研究していた方だったのである。
非常に興味を持ってもらえたし、連絡先を交換することもできた。
現在はテーマが変わっていて、これについても話を聞くことができた。
この時点で筆者の学会は大勝利と言って良い。

また、よく名前を知っている強い先生も聞きに来ていただいたりして、大変だったがかなり濃い時間を過ごせた。

問題は部屋がくそ暑かったことである。
ポスターの置いてある部屋はなぜかでかい仮設テントの中であり、空調は付いているが全く追いついておらず、とにかく暑かった。話す側も聞く側も汗だくだった。




なんやかんやあって筆者の発表は終わった。




その後集合写真を撮ったりディナーがあったりした。
ワインを飲んで食べ物を少し食べたところで疲れがどっと来た。

ディナーではポスター賞の発表もあったが、筆者は残念ながら賞は貰えなかった。3日目に筆者が話を聞くなどした美人のうずべん屋さんが賞を持っていった。

あと、偶然居合わせた日本人の地元が同じだったりして世界は狭いななどと感じたりした。




今日のために学会へ来たわけだが、結果的に収穫の多い1日となった。
あとは賞取ってみたいなあとか思ったりしている。これはこれからの頑張り次第だろう。

発表は明日まで続く。体力がもつか不安だが、最後までちゃんと聞いて帰ろうと思う。