運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

終戦

植物学会3日目だが、午前に口頭発表を聞き、昼過ぎにポスター発表を聞いた。あとは面倒くさそうな会議っぽいやつしか無かったので離脱した。




3日間通して面白い発表が多く、ピクニック感覚で参加した割には得るものが多かった。

学会発表の内容はまだ論文として公表されていないものもあったりして、あまり具体的に紹介できないのが残念だが、例えば、日本女子大の永田典子先生による「TEMサンプル用切片をガラスに乗せてSEMで観察するとTEMで見るより楽」という話は、筆者を含む全TEMユーザーに衝撃を与える内容であった。

また、福井工業大の柏山祐一郎先生の研究室で長年行われている混合栄養性(盗葉緑体性)ユーグレナRapaza viridisの研究は、前から学会で聞く度に面白いなあと思っていたのだが、今回は分子メカニズムまで踏み込んだ研究がなされており、研究対象が違うとはいえああいう研究ができたらかっこいいなと思って聞いた。

まあ、難しくてよく分からない発表もあったのだが。




この先しばらく筆者は実家で過ごすことになっていて、仕事がない。
強いていえば投稿直前まで進んだ執筆中の論文だが、共著の方々のチェックがまだなのと、一度研究室へ戻ってから最終確認をする必要がある関係で、今は進捗が止まっている。

他にやりたいこととしては、研究室の先輩が扱っている例の生物の鞭毛装置についてデータをまとめたり、先週のワークショップの資料を元に続きをやってみたり、とかだろうか。
あとは論文が読みたい。最近忙しくて全く読めていない。一気に2本ぐらい読みたいものである。

ただ、せっかくの帰省なので、仕事以外のこともしっかりやるべきだろう。ゲームとか。