運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

二日酔い

昨日研究室の忘年会があった。
筆者は酒に弱くも強くもないという感じだが、酒自体は好きである。昨日は研究室の酒を飲める人が固まって座り、二次会までめちゃくちゃ日本酒を飲んだ。




今朝、いつも通り筆者は2つの目覚まし時計によって7時に起こされた。
寝起きなのに頭が痛い。完璧な二日酔いであった。

うずべんは筆者の体調なんかお構い無しで増殖しているし、年の瀬だとか日曜日だとかそういう概念も持ち合わせていない。
よって筆者は、どんなに体がだるかろうが実験をしに研究室へ向かわなければいけない。さもなくば実験結果が水泡と帰す。それは嫌だ。

今やっている実験は、培養条件を変えた時のうずべんの成長速度を測るというものである。うずべんの生活サイクルの都合で、朝8時と昼14時頃に1日2回データを取る必要がある。
やること自体はうずべんの数を数えるだけなので、二日酔いでも問題ない。理論上は。

呻き声を上げながら実験室へ辿り着き、顕微鏡を覗き込む。揺れる視野とまとわりつく眠気を鬱陶しく感じながらうずべんを数えていく。
脱水症状対策のスポーツドリンクを飲みつつ、朝食のパンも無理やり食べつつ、データを取る。
吐き気がないのは救いであった。
二日酔いの時に取ったデータなんて信頼していいんかと思われるかもしれないが、結果そのものは想定通りの動きをしているし、ばらつきも小さい。多分大丈夫、だと思う。

朝の計測を終えると10時半くらいになる。ここで筆者は部屋に置いてある座椅子を傾けて仮眠を取った。
起きたら12時過ぎであった。

体調はそこそこ回復したので、普通に昼食を食べ、しばらくぼんやりした後計測を再開した。
ポケモンスマブラの動画を見ながらデータを取り終えて、時間は16時頃であった。




とりあえず二日酔いで顕微鏡を覗くのはしんどいからもうやりたくないと思った。