運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

北の植物を学ぶ会

今日は北海道植物学会、正確には日本植物学会北海道支部会の日だ。

筆者は一番最初に発表した。
筆者にとって大講堂で話すのも25分喋るのも初めてだった上、そもそも植物学会なのに単細胞藻類だし混合栄養性だしどうなんだという不安はあったが、発表は滞りなく終わった。質問もやばいのは来なかった。

ちなみに今回の発表の目玉(のつもりだったもの)は、うずべんの捕食シーンである。これは少し前に躍起になって撮りまくっていたやつだ。いい動画が撮れた際の喜びはこちらの記事(https://under-the-floor.hatenablog.com/entry/2019/11/09/201018)に記されている。
さっそく発表に採用してみたが、後からこれ関連でお褒めの言葉を頂いたので筆者は満足である。




筆者以外にも若手の研究者の発表が多く、どれも非常に面白かった。
特に筆者の次に発表していたクラミドモナスの走光性の発表がめちゃくちゃ面白く、ああいう研究やりたかったなあと少し思ってしまった。
発表者は修士2年らしく、たぶん修論で忙しい時期だろうに凄いと思う。

懇親会で会えたら話したかったが、さすがにその余裕は無かったようだ。




いつかの記事でも書いたが、北海道植物学会はとにかく身内感の強い学会である。「北海道」と銘打ってはいるが、実質筆者のいる大学に所属している人しか参加していない。
せっかくの大講堂なのに席はガラガラ、懇親会も参加者はたった11人と、北海道の人の少なさを体現したような有様だ。
ただこれは地域も分野も狭いし仕方がない。
かなり気楽に業績を増やせた訳でこちらとしてはおいしいし、話したことの無かった学内の人と話せたりしたのは大きな収穫である。




さて、年末最後の仕事が終わり、あとは引き続き細胞を数えつつ、論文の修正をしていけば年は明けていくだろう。
今週末に都合で関東へ行くが、これの話はまだ別の機会にすることにする。