クリスマスイブイブ
都合によりここ数日記事が書けていなかったが、今日から元に戻していく。
忙しい忙しいと言っていて気付いたらクリスマス直前になっていた。
世間はどこを見てもクリスマスであり、あらゆる場所や人がクリスマスを押し付けてくる。筆者に逃げ場は無い。
昔読んだ森見登美彦の『太陽の塔』という小説を思い出している。非リアを拗らせた男4人がクリスマスと戦う話である。
読んだ当時は純粋に楽しめていたし、基本的に非リアな筆者に小説の内容は刺さりに刺さった。ただ、今や筆者は小説の登場人物たちより歳が上に行ってしまっており、ちょっと洒落にならない気分でもある。
そもそもあの小説では、主要登場人物4人のうち最終的に女性関係を持つに至らなかったのは1人だけだ。この点は結構詐欺だと思っている。
作中ではクリスマスの街をぶち壊すことに成功するが、現実ではこうもいかない。抵抗したところで不毛なだけである。
今日、学食へ行ったら「クリスマスチキンレッグ」なるものが売られていた。クリスマスと言えばチキンということらしい。
こんなんただのでかい手羽先やんけ(違う)と思いながら、買ってしまった。
学食のメニューはどうしてもワンパターンになりがちだ。特に筆者のような長年使い続けている人には飽きが来やすい。結果的に、こういう期間限定のメニューに弱くなる。
そもそも件の「クリスマスチキンレッグ」は、学食のメニューにしては中々豪勢である。注目を集めるパワーがあるのは間違いない。
鶏肉うめえと思いながら食べた。
クリスマスを享受したとも言えるし、クリスマスに乗せられたとも言える。