運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

目指せ卒業

年度末が近い。同時に卒業前の研究発表会の時期も近づいている。

 

学部4年生はポスター発表をやる。うちの学部にはいわゆる「卒論」がなく,ポスター発表をやり遂げることで卒業研究を完遂したことになる。別に書きたかったら書いてもいいらしいし,先生の方針で書かされる研究室もあると噂で聞く。

修士卒業の際は普通に修論を書く。その上で15分の口頭発表もやる。博士は発表時間が30分になる。

 

筆者は今博士1年なので発表せず,いろんな人の研究を聞くだけになる。筆者のいる研究室には学部4年生,修士2年生,博士3年生の全てが揃っているので,全部参加することになるだろう。

聞くだけといっても実は毎年結構楽しんでいる。筆者には研究室内外にそれなりに知り合いがいて,研究の話を断片的にすることはあるものの,導入から結論までが組み立てられまとまった話を聞くことは,こうした機会がなければまずない。発表を聞くことで,あーこの人こんな研究してたんだーと初めて知ることになり,新鮮な気分になれる。

 

 

 

 

しかし,発表する側の人間にそんな余裕はない。

現在,研究発表会への準備が佳境を迎えている。発表を控えている面々は,ここ最近はあまり実験室に顔を出さず,各々の机に籠るようになっている。

 

昨日,学部4年生の後輩がポスターの試し刷りをした。発表までまだ10日もあり,あまりに速いペースにほかの研究室メンバーがびびっている。

試し刷りしたポスターは,実験室の机に広げておき,それに他のメンバーが赤ペンを入れていって修正していくのが当研究室の慣例である。学部からの指示でポスターの文章は英語表記にしなければいけないので,海外出身のメンバーからの英語の修正などはとても重要だ。

今日の昼の時点で結構な量の修正が入っていた。筆者も少しだけ修正を入れたりしてみた。この作業も案外楽しいものである。やられている側は辛いが。

 

 

 

発表会ラッシュは今月末から始まる。楽しみにしていようと思う。