運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

学部卒

昨日学部4年生の卒研発表会があった。
昨日の内に記事を投稿しようと思っていたのだが、発表会後に麻雀をやっていたらタイミングを逃してしまった。

形式はポスター発表で、4年生の皆さんは朝10時から夕方16時まで発表する。途中昼休憩を挟むとは言え、普通の学会などではありえない長さの発表時間である。足は疲れるわ喉は枯れるわで大変だ。




今回、筆者のうずべんの研究室から1人、隣の大型藻類をやっている研究室から2人が発表した。筆者は朝10時の早い時間帯に会場へ向かって、とりあえず全員分聞いた。

あとは普段仲良くさせて貰っている海産無脊椎動物の系統分類学の研究室の人達のも全員分聞いた。
1人全く系統分類学じゃないテーマの人がいたが、所属だけこの研究室に置いておいて、制度の問題で学部生は所属できない研究室へ通って、そっちでやりたかった研究をやったらしい。荒業のように見えるが、両研究室の合意があれば可能で、やる気のある学生がやっているのをたまに見る。ちなみに彼は麻雀が強い。

昼を挟んで15時くらいにまた会場へ戻った。
学部生と言ってもどこの研究室も専門性の高い研究ばかりやっているので、藻類でも系統分類でもない分野は筆者にはよくわからない。なんとなく分かりそうな発表を選んでつまみ食いして、発表会は終わった。




本番はこの後の懇親会である。
主役は学部4年生だが、それ以外の学生の参加も普通にできるやつなので、筆者も参加した。

この懇親会は単純に打ち上げの意味を持つだけでなく、途中で優秀な学生へ贈る賞の表彰式も兼ねている。例年この賞はあえて茶番っぽくしていた(みんな頑張ったから順位付けするのは気が引けるということらしい)のだが、今年はなぜかかなりしっかりした雰囲気で審査をしたようだった。なんなら賞の種類が去年より増えていた。

そして、この賞の1つを筆者の研究室の後輩が受賞した。めでたい。非常にめでたい。

動物の分類の研究室からも受賞者が出ていて、とてもめでたい。




懇親会終了後、酔っ払った動物の分類学の教授や学部4年生たちを交えて麻雀をした。教授が1番楽しそうだった。




学部4年生の研究はこれでひと段落を迎えたことになる。就職して研究とおさらばする人もいれば、院進してもう数年研究と向き合う人もいる。
いずれにしても今回の発表会はいい思い出になるんじゃないかと思う。