運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

規制強化

昨日、筆者の所属する大学の新型コロナに関する規制レベルが引き上げられ、研究室への立ち入りの制限も強化された。
基本的に研究室に来ることは認められず、実験生物の世話などの事情がある場合は、申請書を出すことでやっと立ち入りが許可されるようになるらしい。つまり、ほとんどの実験が実質的に停止させられたことになる。

元々研究室に行く日数は自主的に減らしていたが、これによって自宅待機を強制される形になった。

一応、うずべんの世話をしたければ申し出ればOKである。しかし、指導教官の先生が研究室の管理のため基本毎日出勤するそうなので、わざわざ筆者が出向くのではなく先生に任せることになるかもしれない。




この決定を知らされた筆者は、うずべんの確認をしたり、データの入ったHDDを回収したりした。当分研究室に来なくても何とかなるようにするためである。
前にも書いたが、現状論文を読んだり書いたり、自宅でもやれることはある。しばらくは暇はしないと思う。しかし、さらに長期間した時にどうなるかは分からない。

逆に、今だからこそできる事、やるべき事を模索するのも必要になってくるのではないかと思う。
もちろん、研究を新型コロナ対策に活かすとかそういう話ではない。それができたらとっくにやっている。
例えば、研究に関するアウトリーチ活動。学会が全滅した今、自分を主張し存在感をアピールする機会が失われている。これを補うために、自分の研究を外へ発信する手段があれば嬉しい。もちろんオンライン上に限定されてしまいはするが。
また、思い切って知識を蓄えるための勉強に時間を充てるのもいいかもしれない。実験ができない今の状況は間違いなくマイナスだが、実験に時間を左右されず好き勝手できると前向きに捉えることもできる。

とにかく、家でじっと収束を待つだけではいられない。そうであるべきではない。多分。