運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

3本目

今日はかねてより執筆中だった論文を投稿した。

6月頃の投稿を目標にしていたので、まあ上出来だろう。前回の論文が手間取った分、今回は少し早めに終わらせられるように頑張った。
執筆していた間は新型コロナで大変なことになっていたが、逆に言えば論文を書く以外にやることがなくなっていたので、結果的にいいペースでここまで来れたと思う。

あとは審査結果を待つことになる。
ただ、新型コロナで論文を書く速度が上がっているのは筆者だけでなく、投稿数の総数が増加しているという噂もあり、審査が多少遅くなるのは覚悟している。

ちなみに、正直に言うと今回の論文の内容はそんなに面白くないと思っている。前回の論文の方が間違いなく面白い。まあ個人的な感覚の話だが。
とはいえ、出すもの全てが面白くあるべきなんてのは理想論である。研究者の業績が重視されている以上、どんなものであれまず形にすることが大事だ。そして、地味な結果を地道に残していけば、面白いものは自ずと舞い込んでくると信じている。





次の論文の準備もぼちぼち進めていきたい。例のうずべんをひたすら数えるあの実験のやつである。
しかし、この執筆のためにはまだ少しデータが足りていない。

今週から大学に出入りできるようになったので、今日は論文の投稿のついでに追加実験の仕込みをしてきた。
この先1週間はほぼ毎日、その後2週間ほど2日に1回のペースで研究室へ行ってデータを取ることになる。その間にまた規制が強化されて実験が中断されデータがおじゃんになる可能性もあるが、さらに先を見据えると今ここで渋っている訳にはいかない。
また、1ヶ月実験していなかったせいで実験に飢えているし、この休息によってメンタルが蓄えられたのか、実験の失敗をあまり怖く感じない。つまり、今の筆者はモチベとメンタルが兼ね備えられた最強生物である。

実験以外にもやりたいことが色々溜まってきているので、うまくこなして行きたい。