運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

今年も現実逃避

昨日の話だが、雌阿寒岳に登った。

メンバーは、ちょうど去年のこの時期に大雪山へ行った3人である。仲が良いなと思われるかもしれないが、この3人はこういう時にしか集まらないし、そのうち1人はそれこそちょうど1年ぶりの再会だったので、まあそんなもんである。別に仲が悪い訳ではないが。
去年の山行について詳しくはこちらの記事に書いてある。https://under-the-floor.hatenablog.com/entry/2019/07/13/235241

さて、雌阿寒岳は北海道の東側、いわゆる道東エリアにある。マリモで有名な阿寒湖の近くだ。
札幌からはちょうど300km離れている。
普通だったらどこかに1泊してゆっくり登るべきだし、実際メンバー全員がそれを望んでいた。にも関わらず、どういう訳か当日の午前0時に出発してその日のうちに登って帰ってくることになった。過酷である。

とはいえ、早朝のドライブも決して悪いことだけではなく、午前3時頃に通過した峠からは、少しオレンジがかった大雲海が見えて非常に綺麗だった。
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雌阿寒岳麓に到着し、登り始めたのが午前6時頃である。普段なら当然寝ている。

そこからまたびっくりするようなハイペースで登山道を進み、2時間足らずで山頂へ着いてしまった。
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山そのものの景色も然ることながら、この時間だとまだ雲海が眼下に見えており、現実感のなさに拍車がかかっていた。雌阿寒岳は北海道の山の中でも人気が高いが、筆者はこれまで登ったことがなかったので、この景色を見て大いに納得した。

余裕があれば隣の阿寒富士(最後の写真の奥に見える山)まで行くことになっていたが、だるいという理由で引き返すことになった。
これまた2時間弱で下山し、今回の登山はたった4時間ほどで終わった。車に乗っている時間の方が圧倒的に長い。

ちなみに、今回かなりのハイペースで登って降りた訳だが、やはりリングフィットアドベンチャーで無限にスクワットをさせられていたお陰か、疲労感がほとんど残らなかった。今日お尻の筋肉だけ筋肉痛になったが、ここはリングフィットのトレーニングだけでは少し鍛えづらい部分なので仕方ない。
前に痛めた膝も不安だったが、少し違和感があったものの支障はなかった。

下山後、湖やら滝やらを見たり、温泉に入ったりして、頑張って帰った。札幌に着いたのは夜7時過ぎだった。とても疲れた。