運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

ポスターとは

今週末の学会へ向けてポスターを作っている。
今日の時点でほぼ形になっていて、あとは文章の細かいところを練るだけになった。おそらく明日には完成するだろう。




今回参加予定の日本植物学会は、毎年この時期大会を開いていて、去年の大会にも筆者は参加している。今年は世情を加味してオンラインとなったが、元の学会がめちゃくちゃしっかりしているので、敷居は高めだし、形式的なところもちゃんとしている。
例えば筆者が8月に参加したオンライン学会Online Poster Session on Protistsでは、Posterとはもはや名ばかりで、発表形式は「何でもあり」だった。もちろん普通にポスターを作ってきた人もいたが、筆者はスライド風の画像を並べる形式を取ったし、人によってはプレゼンを録画して投稿したりしていた。
一方、今回の学会ではそういうのはできない。「ポスター形式のA0サイズのPDFもしくは画像ファイルを作成し掲載」というのがルールである。

とはいえ、実際のポスターとオンラインのポスターとでは見え方が違う。そもそもオンラインに掲載するものをポスターと呼んでいいのかもやや疑問であるが。
また、前回の学会でも準備段階で悩んだのだが、口頭での説明ができないため、その分ポスターに載せたい情報量がどうしても多くなってしまう。結果、文字がびっしり詰まって見づらいポスターができがちだ。前回の学会でもそういうポスターは散見された。
プレゼンを録画して投稿する形ならこんな問題は一気に解決するのだが、発表形式が縛られていてこの方法が使えない以上、別の工夫が必要である。

とにかく、この辺りのオンラインとオフラインの違いを考慮しつつ、見やすくかつ必要十分な情報量を持つポスターを目指す必要がある。

今少し考えているのが、ポスター本体に載せきれない情報を追加資料としてまとめておき、それをGoogle driveか何かに置いて、そこへのリンクをポスターに貼っておくという方法である。これを使えば、細かい解説などを無理やりポスターに詰め込む必要が無くなるし、しかも追加資料の方はリアルタイムで更新が可能である。
そもそもこの方法がルール的に大丈夫なのか確認する必要があるので、明日要項をちゃんと読もうとは思う。場合によっては運営に問い合わせる必要が出てくるかもしれない。




という感じで、何だかんだ言いつつポスター作成を楽しくやっているところである。