本来の姿勢

姿勢を矯正するために整体へ通っている。

少し前に襲われた背中と首の痛みは既に完治しているが、多分肩凝りがめちゃくちゃ残っているので、姿勢の矯正を通してこれの解消を目指す。
「多分」と書いたのは、長い間肩凝りを抱えたまま生きてきたので、この状態が普通になっており、逆に肩凝りが取れた状態の感覚を思い出せなくてよく分からないからである。

整体の先生曰く、正しい姿勢に必要なのは腹筋であるらしい。
リングフィットアドベンチャーで腹筋はめちゃくちゃ鍛えられているが、それとはまた別のものである。姿勢を維持するための筋肉は無意識に働き続けるものであり、筋トレで意識して鍛える筋肉とはカテゴリが異なる。
今、正しい姿勢を維持しようとして疲れるのは背筋である。しかし、この時使っている背筋は姿勢を維持しようと「意識して」使っている筋肉である。従って、本来の姿勢維持とは異なる筋肉の使い方をしている。
姿勢維持のための腹筋がもっと機能するようになれば、わざわざ意識しなくても正しい姿勢が保たれるようになる…はずである。

筆者はこれまで、姿勢がいいとか悪いとかいうのは意識の問題だと思っていた。しかし、「姿勢を良くしよう」と意識し続けるのは本来のあり方ではないらしい。
冷静に考えればそれは当然で、そんな何時間も意識が続くわけがないのである。

ということで、最終的な目標は「何も考えなくても正しい姿勢が維持できる」状態になることである。
今の様子からは想像が付かないが、本当に実現できるのだろうか。