パンデミック
中国で新型のコロナウイルスによる肺炎が流行っていて大変なことになっているらしい。
大都市である武漢を閉鎖するだのといった情報もあり,先ほど大学からも武漢方面への不要不急の訪問は避けろといった連絡が届いた。世界の終焉は近い。
感染力や致死率はインフルエンザと同等らしい。こう聞くと,まだ運が悪くなければ死ぬことはない分温情な気がしてしまう。そういう話の読みすぎだろうか。
しかし,単純にインフルエンザレベルの病気が一個増えたと考えるだけでも非常に嫌である。
また,新型ウイルスなので誰も耐性を持っていないのに加え,ワクチンも未完成らしいので,普通のインフルエンザなどよりも影響は大きくなるだろう。
さらに,中国の春節と時期が完全に重なったせいで,中国方面との人の出入りが激しいのも感染速度を上げそうである。
というか札幌はただでさえ中国人観光客が多く,街中はもちろん,大学の食堂にもよくいる。ちなみに一昨日は筆者の家の玄関前で中国人の家族が雪合戦をしていた。やめてください。
そんなことを考えていたら,新千歳空港の中国人観光客が熱を出して搬送されたというニュースが先ほど流れてきた。まだコロナウイルスによるものかは調査中らしいが,いずれにせよこの様子では日本へ感染が拡大するのも時間の問題な気がする。
せっかく風邪が治ったばかりなのに,また病気にかかるのは遠慮したい。
筆者はマスクが苦手だが,人ごみに向かうならマスクは必須になるだろう。そもそも人ごみに向かわないのが最善か。
そういえば,去年の年末に「パンデミック」というボードゲームをした。プレイヤーが協力してウイルスから世界を救うゲームである。対人ゲーではなくプレイヤー全員が味方なので,内容にそぐわずそこら辺のボドゲよりも穏やかな空気で遊べた印象がある。
まさかこの時は数か月後にリアルパンデミックを目の当たりにするとは思っていなかった。穏やかじゃない。
とりあえず,自分にできることはやった上で,あとは感染者が家の前で雪合戦したりしないことを祈ろうと思う。