運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

2021-01-01から1年間の記事一覧

激動の一年

大晦日である。今年はあまりにも色々ありすぎた。ここまで凄い一年になるとは年始には全く想像できていなかった。 年明けすぐに訪問先の研究室の先生とトラブったり、海外学振の締切を1ヶ月間違えて大変な目に遭ったり、結局落ちたり、良くないことも沢山あ…

帰省

実家に帰省した。新型コロナの流行で移動が制限されていたことにより、ちょうど2年ぶりの帰省となった。2年ぶりの実家。さすがの安心感である。 ちなみに筆者の部屋は長いこと物置として使われていたようだが、今回のために片付けてくれたらしい。大変ありが…

最後のゼミ

今日は研究室のゼミで筆者が発表する日だった。 今回、筆者にとって最後のゼミ発表となった。研究室所属から6年、思えば結構な回数の発表をこなしてきたものである。今回の発表は論文紹介だった。紹介したのはこちらの論文である。 https://www.science.org/…

睡眠

最近日中常に眠い状態が続いていて、何をするにもパフォーマンスが出なくて悩んでいた。D論を提出した気の緩みもあるかもしれないが、それにしてもという感じである。研究はともかくとして趣味のゲームにも影響があるように感じている。 半年前から定期的に…

暇にならない

D論を提出したことでかなり肩の荷がおりた気分になっているが、卒業前にやるべきことはまだまだ色々ある。ここで一旦残っている仕事を整理しておこうと思う。まずは兎にも角にも発表会の準備である。 D論の発表会はDefenceとも呼ばれる。会場にいる強い先生…

D論との決着

D論を提出した。先週土曜日の時点で副査の先生方全員から返答があり、OKを頂いていた。あとは細かい修正点を潰す作業を進め、昨晩原稿が完成した。 今日は午前中に原稿と関連書類の最終確認、午後から印刷と製本作業を行い、夕方に提出した。筆者のD論は170…

やることがない

引き続きD論は副査の先生方による審査待ちである。 ただ、3人の副査の先生のうち2人からはもう返答が返ってきた。しかも今のところ大した修正も要求されていないので、D論の原稿に関してはほとんどやることが無い。ここまであっさりした審査だと原稿をちゃん…

アップデート

先週D論を副査の先生に提出して、現在は審査待ちである。これまですごい勢いで文章を書き続けてきた分、こういう待ち時間は何をすればいいかよく分からなくなってしまった。 本来だったら実験を進めるべき時間であるはずだが、卒業に必要な実験は終わってし…

交流

今日は内定先の御社で内定者と先輩社員との交流会が開かれたので参加した。筆者からすると、同期の内定者の皆さんとまともに交流するのはこれが初めてだった。 一応、筆者が内定を決める前に内々定者の交流会があったらしいが、時期的に筆者はこれに参加でき…

本気

D論の修正が終わったので指導教官の先生に提出した。前回の記事では週末までに修正を終わらせたいみたいなことを書いていたが、結構な量の図や文章を追加したり、新たに調べ物をしたりしていたら時間がかかってしまった。 また、筆者は土日を丸ごと使ってと…

終わりへ向かって

今日は筆者と指導教官の先生、さらにアドバイザーの助教を含めた3人で進捗報告会を行った。 と言っても筆者は既にD論の初稿を提出してしまっていたので、進捗状況は報告するまでもないのが事実であった。一応、まだ筆者の原稿を読んでいない助教にもわかるよ…

峠越え

D論の原稿を指導教官の先生へ提出した。締切の12月16日まで1ヶ月を切り、そろそろ佳境へと差し掛かってきたが、先生への原稿の提出を済ませてやっと峠を越えた感覚がある。あとは添削してもらったものを直すだけなので、だいぶ気が楽である。 先生からの「11…

やっと

光合成関連の実験についてまとめた論文を投稿した。去年の7月に実験を開始してから長く苦しい戦いが続いていたが、ようやくひと段落と言えるだろう。 特に訪問先の先生とトラブってからは本当にキツかったと思う。精神的にとても良くなかった。というより、…

ラスボス

D論をひたすら書いているが、今日の時点で筆者の行った実験の内容は全て書き終えた。そのうちトランスクリプトーム解析の内容だけはまだ指導教官の先生に見せていないが、実験を指導してくれた先輩には確認してもらったので、ほぼ終わったと言っていいだろう…

懸案事項の解決

光合成の実験の論文に進展があった。9月末ごろに論文の改訂稿を例の先生へ送り、確認と添削を待っていた。しかし、なかなか返ってこないままひと月以上が経過していた。 ここでも何度か書いている通り、例の先生とは半年前にトラブっている。また、夏に送っ…

大ボス

D論のトランスクリプトーム解析のチャプターのうち、Materials and MethodsからDiscussionまでが大体終わり(Discussionの一部は保留にしてあるが)、今日からIntroductionの執筆に取り掛かった。個人的に論文の中で最も難しい部分がIntroductionだと思ってい…

賑わい

よく分からないが新型コロナの勢いが急に落ち着いている。報道される感染者数も数ヶ月前から桁単位で減っている。これに伴ってか、先日、筆者の所属する大学の警戒レベルが2から1に引き下げられた。レベル1に下がるのは一体いつぶりか最早思い出せない。 大…

終盤戦

最近記事の更新が疎かになりすぎている。さすがに何か書こうと思う。前回の記事を見返したところ、rbcLの系統解析をしようとしていた所で終わっていた。 あの後系統解析は無事終わり、さらにメインとなる図表とMaterial and Method、Resultsの文章まで完成し…

最近はひたすら机に座ってD論を進めるだけの生活である。ブログに書くような目立った内容が無いが、着々と進んではいる。 ここ数日はトランスクリプトーム解析の最後の詰めを行っていた。大体の結果はもう揃っているのだが、よく見ると解析し直した方が良さ…

夏季の終わり

今日の札幌は突然寒くなり、山間部では雪も降ったらしい。実は先週末に札幌近郊の手稲山という山に登っていたのだが、先週のうちに登っておいて正解だった。来年度札幌を離れる筆者にとっては、札幌で過ごす暖かい季節とはお別れということになる。札幌の夏…

怒涛の勢い

ここ一週間ほど、トランスクリプトーム解析で得られた遺伝子配列の分子系統解析とその他諸々の仕事を並行してこなしてきた。パソコンを2台使ってやっているので実質倍速で進捗が生まれている。まず分子系統解析だが、ひとまず形としては終わった。しかし、得…

豊かな生活

毎年この時期になると実家から米が送られてくる。 実家は特に有名な米どころという訳では無いのだが、何か親っぽいことをしたいのだろう。実際とてもありがたい。 送られてくる米は、普段筆者が食べているような安物と違ってそこそこいいやつなので、毎年こ…

D論へ向けて

筆者は博士課程修了のためにD論を書き上げる必要がある。筆者が今色々とやっている仕事の大半の目標は、最終的にD論へ行きつく。D論はこれまでの学生生活での研究を総括する論文である。その内容は普通の論文複数本分になるため、自ずと内容の幅が広くなるし…

力技

随分前からやっていたトランスクリプトーム解析が仕上げの段階に入っている。夏の半ば頃には大体の方向性は見えていたのだが、その後色々あって詰めの部分が終わっていなかった。 以前から筆者は「対象の遺伝子が葉緑体に輸送されているかどうか」を判別する…

内定式

10月に入り、多くの企業では内定式を執り行ったようである。 筆者も今日は内定式に参加し、正式に内定を頂いた。内定式そのものは東京で行われたが、現地参戦かオンライン参戦かは個人ごとに選択でき、筆者はオンラインでの参加となった。せっかくの機会だが…

終わらせに行く

光合成実験の論文の改訂作業が終わったので、例の先生に送った。原稿が添削から返ってきてから丸々1ヶ月かかってしまった。その間就活や学会があったので仕方ないが、ペースは速いとは言えない。 ただ、業績に追われて投稿を焦っていた少し前と比べて、最悪D…

やばい文章

今日は某所の文章が悪い意味でやばいということでネット上で盛り上がっていた。詳しい顛末は省くが、とある界隈でいざこざがあり、当事者の片方がそれに対する意見をブログに書いたという話である。そしてそのブログの文章がとてもやばいということで、あら…

みんなの学振

今日は学振DCやPDの結果発表の日だったらしく、界隈はとても盛り上がっていた。素晴らしいことに、筆者の周りの結構な人数が合格していた。Twitterを見ていても合格の報告がたくさん見られた。 また、筆者が申請書を添削した知人、筆者の昔の申請書を参考と…

期待

昨日まで植物学会に参加していた。 筆者の発表も近い分野の聴講も学会の早い段階で終わっていたので、残りの日程は気楽なものだった。 日曜夜には懇親会が開かれた。 もちろん全てオンラインで、Zoomのブレイクアウトルームをたくさん作ってそこに話したい人…

未練

植物学会3日目だが、口頭発表は今日からなので、今日が実質初日みたいなところがある。 ポスターを2日前に終わらせた筆者はとても気分が楽である。午後に単細胞藻類の多様性研究のセッションがあったので、午後はずっとそれを聞いていた。 同期の藻類屋がか…