運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

やばい文章

今日は某所の文章が悪い意味でやばいということでネット上で盛り上がっていた。

詳しい顛末は省くが、とある界隈でいざこざがあり、当事者の片方がそれに対する意見をブログに書いたという話である。そしてそのブログの文章がとてもやばいということで、あらぬ方向に注目が集まった。最早いざこざの内容よりも文章のやばさの方が目立ってしまっているような印象すら受ける。

筆者もその文章を読んだのだが、読み始めて数秒でギブアップした。
確か筆者が中学高校の時に書いていた日記のノリがごく一時期あんな感じだった…気がする。ただそれは全く問題ではない。その後筆者は成長し、ああいう文章を書くことは無くなったからである。
どちらかというと、そういう昔の勘違いしていた文章を読者に想起させるあの文章のやばさがやばい。

しかし、自分が書いた文章の良し悪しというのは、自分だけでは中々気付けないものである。他人に指摘されるか、そうでなくても何かのきっかけで自分に大きな変化がないと、同質の文章を書き続けてしまう。
多分、やばい文章を書いていた某氏にはそういうきっかけが長いこと無かったのだろうと推測する。

一方で、筆者が今まさに書いているこの文章が実はやばい寄りのものである可能性も捨ててはいけない。
筆者がこのブログを始めて2年半が経った。その間、特に文章を批判されたことはないので、ずっと同じ感じで書き続けている。ただ、それは必ずしも文章のまともさを裏付けることにはならない。誰も突っ込んでくれていないだけかもしれない。

文章を書くことがただの趣味ならいいのだが、筆者の場合は論文を書いて生きているようなものなので、広い意味でプロのライターと言える。故に少なからず文章がまともである責任がある。

今回の件で、文章を書いて生きている人物の文章がああなりうるということを知り、筆者自身も戒められる気持ちになった。