2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
本当はもうちょっと書きたい内容がある。 就職した後輩が研究室を発って行ったとか、初めて葉緑体遺伝子を1個増やせたとか、そういう話を書きたい。しかし、ここで筆者はあえて新型コロナウイルスの件を書くのである。今何が起きているかというと、今日の夕…
筆者が参加予定だった、3月末の日本藻類学会が中止になった。コロナウイルス感染拡大防止のためである。 様々なイベントが中止、延期される中、学会もなるかなーと思っていた所で中止の連絡が来た。残念だが、これはもうどうしようもない。 また、同時期に開…
うずべんを殺してしまった。 しかも、これから記載論文を書こうとしていた大事なうずべんを、である。 気付いたのは先週末で、その時には既に生きている細胞は見当たらなかった。 即刻培養液と餌を入れ換えたが、今日に至るまで復活することは無かった。死因…
久しぶりの投稿になってしまった。記事を書いていない間に、コロナウイルスはじわじわと国内に広がってしまっている。 筆者の住む北海道にも結構な数の感染者が出ている。昨日は遂に「札幌市の大学生」が感染したという情報が流れ、しかも症状が重いというこ…
うずべんの葉緑体ゲノムを解析したい話の(多分)最終回である。 うずべんの葉緑体遺伝子はトランスクリプトームのような網羅的解析で読むことができないので、遺伝子を1つずつPCRで増やして読む必要がある。しかし、うずべんの葉緑体遺伝子は何十個かあり、こ…
うずべんの葉緑体ゲノムを解析したいという話の続きである。 今の時代、ゲノムを解読するのはそこまで大変な仕事ではない。遺伝子配列を読むための機器であるシーケンサーや、解析手法がどんどん進化しているためだ。 特にトランスクリプトーム解析(発現し…
真面目な話をする。 真核藻類や植物の葉緑体は、シアノバクテリア様の原核光合成性生物を細胞内に取り込んでできたものだと言われている。このシナリオは「細胞内共生説」と呼ばれ、高校生物の教科書にも載っている程度には広く認知されている。 要するに、…
研究室でボードゲームが流行り始めている。筆者は前までボードゲームと言えば人生ゲームとカタンと麻雀しかやった事がなかったし、そもそも麻雀はボドゲの範疇に含まれるか怪しい。そんな筆者をはじめとするボドゲ初心者たちが、一部の愛好家に誘われ始めた…
論文受理が撤回された訳ではないです。 先日筆者の2本目の論文が受理されて、すっかりめでたしめでたしというムードになっていた。何なら次の論文を書き始めていた。 ところが、3日前に雑誌の編集からもうちょっと論文を修正してほしいと依頼があった。論文…
札幌の大雪がやばいとか、スキーの翌日にも筋肉痛にならないしリングフィットの効果がやばいとか、今日は色々と書きたいことがある。 しかし、実は今研究費関連で少しややこしい事案に巻き込まれており、ちゃんと研究生活のブログらしくその件について書こう…
昨日修士2年生の修論発表会があった。 昨日の内に記事を投稿しようと思っていたのだが、発表会後に飲み会をやっていたらタイミングを逃してしまった。修論発表は、1人あたり口頭発表15分、質問5分の計20分の形式で行われる。 発表者は筆者の所属する講座の修…
相変わらず朝早起きしてうずべんの数を数える実験を続けているが、あまりに長期間に及んでしんどくなったので、改善のため色々と工夫を施した。まず、シンプルに一度に扱うサンプルの量を減らした。年明け前の2/3くらいである。 これまで朝のカウントが終わ…
昨日学部4年生の卒研発表会があった。 昨日の内に記事を投稿しようと思っていたのだが、発表会後に麻雀をやっていたらタイミングを逃してしまった。形式はポスター発表で、4年生の皆さんは朝10時から夕方16時まで発表する。途中昼休憩を挟むとは言え、普通の…