運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

修士卒

昨日修士2年生の修論発表会があった。
昨日の内に記事を投稿しようと思っていたのだが、発表会後に飲み会をやっていたらタイミングを逃してしまった。

修論発表は、1人あたり口頭発表15分、質問5分の計20分の形式で行われる。
発表者は筆者の所属する講座の修士2年生の皆さんで、計7人いた。研究内容の内訳は、順に海産無脊椎動物の系統分類学が3人、うずべんの系統分類学が2人、哺乳類の系統地理学が2人だった。

筆者はうずべん以外については聞きかじった知識しか持たないが、せっかくなので全員分聞いた。

まず海産無脊椎動物の話だが、非常に気持ち悪い(褒め言葉)生き物がたくさん登場した。動画が流れると悲鳴のようなうめき声のようなよくわからない声が会場から上がり、見ているだけでも非常に楽しかった。

うずべんの話はもう何度も聞いているが、客観的に見るとこいつらも大概おかしい。特に、多細胞生物とほぼ同じ見た目をした寄生性のうずべんについては見た目のインパクトがやばく、海産無脊椎勢に強烈な印象を残していったようだ。

哺乳類の系統地理はもう全く何がなにやらという感じなのだが、最後の1人が発表していた、半家畜化されながらも野生のイノシシと交配しているバルカン半島のブタ(この表現で正しいか自信ないが)の話はめちゃくちゃ面白かった。




修論発表は特に大きなトラブルなく終わった。おそらくみんな卒業できるだろう。
同時に、今年度分の卒業研究発表会的なものが全て片付いた。

その晩、海産無脊椎の皆さんとともに大宴会が開かれ、筆者もちゃっかり参加した。

ちなみに今日は、うずべんの研究室メンバーとスキーに行った。平日なのに1日潰して遊べるのは院生の特権である。
天気が酷くて死にかけたが楽しかった。




明日からまた普通の生活…なのだが、実は色々とトラブルに見舞われていて、本当はスキーなんてやっている場合ではなかった。
詳しくは明日以降書こうと思う。