運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

コロナがやばい

本当はもうちょっと書きたい内容がある。
就職した後輩が研究室を発って行ったとか、初めて葉緑体遺伝子を1個増やせたとか、そういう話を書きたい。

しかし、ここで筆者はあえて新型コロナウイルスの件を書くのである。

今何が起きているかというと、今日の夕方に北海道知事から緊急事態宣言が発表され、今週末は不要不急の外出を控えろとの通知があった。北海道内の感染者の増加を鑑みたものらしい。
また、昨日は小学校などの休校が国から突然要請されている。
要するに、大混乱である。




前回の記事でも書いた通り、筆者が参加予定だった3月末の学会は中止になった。また、学会の後に予定していたサンプリングも中止することに決めた。
今日の筆者は、これらのキャンセルに関わる事務手続きに追われた。
大学事務の方も似たような話が舞い込んでとんでもなく忙しいらしく、対応がどうしても滞っているようだ。これについてはしょうがないというか、気の毒である。

出張が消えたことで余った研究費をどうしようかと悩んでいたのだが、これについて昼頃に連絡があった。使うはずだった研究費が新型コロナウイルスの影響で余った場合は、特例で翌年度への繰り越しを認めてくれるそうだ。
本来研究費の繰り越し申請は2月初めが締切である。それから約一ヶ月後に繰り越しを認める措置を取るというのは、本当に異例なんだろうと思われる。

こうしててんやわんやしていた所に、先述した緊急事態宣言の情報が入ってきた。
筆者は明日も普通に研究室に行くつもりだったが、ここまで強く外に出るなと言われると行きづらい。
「不要不急」というのがどの程度のものかは個人の感覚に依りそうだが、筆者の場合、とりあえず土日の2日程度でうずべんが死んだりはしないし、実験の方も、学会が無くなった今そこまで急いでいない。冒頭で書いた葉緑体遺伝子の件でモチベはめちゃくちゃ高かったのだが。

ということで、この土日は引きこもることにした。

帰り道、食料を買い溜めするためにスーパーへ寄った。
すると同じことを考えている人が多かったようで、普段ならありえない長さの行列ができていた。また、電話で緊急事態宣言の話をしている人もちらほら見られた。




この2日で事態が収束するわけが無いし、月曜は用事があるので結局研究室には行くので、果たしてこのたった2日の引きこもりにどれほど意味があるのかは分からない。が、変なことをして万一感染したら怒られそうなので、大人しくしていようと思う。