運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

記録

現在は世界中どこを見ても新型コロナの話題でいっぱいである。感染のリスクだけでなく、イベントの中止や、デマ情報に端を発する物資の買い占めなどなど、一般人にもただならぬ影響が出ている。
特に情報関連は混沌を極めていて、不安を扇動するメディアとそれにキレる専門家みたいな構図ができつつある。
また、今日は筆者のいる大学の卒業式と入学式の中止が決定された。今年学部を卒業する予定の後輩が残念がっていた。

筆者のブログも新型コロナの話題ばかりになってきた。
書いている側もうんざりしかけているのだが、こういう話題は書いて記録する価値がある。書き残しておかないと忘れるし、後から様子を思い出したくなった時にこういった記録は貴重な手がかりになる。




話が逸れるが、筆者は東日本大震災を現地で経験している。
あの時は日本中が大変だった。そろそろ震災から9年が経つので、テレビで特番が組まれたりするだろう。そしたら当時の映像なども流されるだろう。それを見て誰もが「あの時は大変だった」と思うだろう。
しかし、震災当時は「大変だった」以上のことを各々が色々と考えたはずだ。それを9年経った今思い出そうとすると、案外できないものである。

そこで、当時書き残した記録が役に立つ。
筆者は当時日記をつけていた。さすがに震災直後は余裕がなく、毎日書くことはできていなかったが、断片的に当時の記録が残っている。これを改めて読んでみると、忘れていたこと、間違って覚えていたことなどがはっきりする。特に「時系列」はかなりいい加減に覚えてしまうらしく、いつ何が起きたかは記録を参考にしないと正確に思い出すのは難しい。

ちなみに、震災から5年だか6年だか経った頃に、記憶の風化を実感し始めた筆者は、その時点で思い出せるものを全てあるブログ(今書いてるのとは別のもの)にまとめた。これについてはまた3月11日にでも紹介しようと思う。




ということで、新型コロナという危機っぽいものに直面した筆者は、ここに記録を残していくのである。

今後、この騒動はさらに拡大するかもしれないし、案外あっさり収束するかもしれない。どうなるか分からないが、どうなったとしても今ここに書いている文章は将来価値のあるものになるだろう。