運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

怒涛の勢い

ここ一週間ほど、トランスクリプトーム解析で得られた遺伝子配列の分子系統解析とその他諸々の仕事を並行してこなしてきた。パソコンを2台使ってやっているので実質倍速で進捗が生まれている。

まず分子系統解析だが、ひとまず形としては終わった。しかし、得られた系統樹から目的の議論(遺伝子が葉緑体ターゲティングかどうか)ができないものもいくつかあり、何かしらの改善は必要かもしれない。
まあでもやったという事実が大事だ。D論に載せる分には何とかなる…と思う。多分。

そのD論だが、過去の論文で使った図の体裁を揃える作業は大体終わった。
系統分類の内容だけで図版が30枚に及んでおり、過去のやりすぎな自分を恨みながらの作業だった。おそらく一番めんどくさい部分だったと思うが、ある程度早めに片付いてよかった。
あとは文章の体裁も揃えつつ細かい内容も修正して、一本にまとめて行くことになる。

以上のD論に直接関わる内容に加え、先輩から引き継いだ某生物の研究についても、論文の投稿準備が完了した。これは明日投稿する。
この内容は先輩が去年D論に書いてしまっていたし、筆者のメインの研究テーマとの関連も薄いので、筆者のD論には載らない予定である。災難だったと思わなくもないが、内容が面白かったので良しとする。投稿先の雑誌も、今まで筆者が投稿した中で最もインパクトファクターが高いところになっている。卒業要件には関わらなくてもリターンは十分あったと言えるだろう。




最近モチベが高い。仕事がすごい勢いで進んでいるのもその現れである。
就職先が決まって、将来の不安という懸案事項がひとつ消えたのが間違いなくその要因だろう。やはり心の安寧はパフォーマンスを維持するのに大事だと痛感させられる。