運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

待ち受ける戦い

海外学振が片付き、少し余裕ができた。モンハンを買ったりもした。
しかし、ここ半月ほとんど他の作業をしていなかったので、やることが溜まっている。ここではその辺を整理していく。

やることの中で一番優先度が高いのが、先輩と共同でやっていたとある寄生生物の新種記載である。
原稿が先輩の手によりほとんどできあがっているので、あとは細かいデータを埋めればすぐに投稿ができる。優先度が高いと言うより、すぐ終わりそうだから早く片付けて楽になりたいという感じだ。
しかし、その残りのデータを揃えるのになんだかんだ苦労しており、中々楽になれない。そもそも、このプロジェクトは本当なら半年前には終わっていて、何なら今頃は論文が受理されて申請書にも業績として書けたかもしれないものだ。それが色々あってここまで引き摺っている訳なので、本当に心から早く終わって欲しい。

次に、光合成活性関連のデータの取りまとめと論文の執筆である。
正直、実験を行った某研究室の先生と関係が決裂している都合で非常に気分が乗らない。学会発表は何とかなったが、論文執筆となると話が別である。投稿前に原稿の確認などもしてもらう必要があるだろうし、今から気分が重い。
とはいえ、この実験は筆者のプロジェクトの中でも結構重要な所なので、やらない訳にはいかない。

次いで、トランスクリプトーム解析のまとめである。
これについてはまあまあ順調である。しかし、やっぱりトランスクリプトームだけじゃなくて葉緑体ゲノムまで読んだ方がいいのかなあと今になって考え始めている。というより、葉緑体ゲノムのデータはもし可能なら絶対にあった方がいいので、結局は実現可能性との相談になる。
葉緑体ゲノムの解析は結構前に頓挫して以来放置しており、今から手をつけるべきか悩みどころである。

一番優先度が低いのが、去年単離したなぞのうずべんの記載である。
こいつは筆者のプロジェクトに直接関わっていないので、別にやらなくても卒業はできる。しかし、ここまで結構データを集めてきたので、やらない訳には行かないだろう。
光合成活性やトランスクリプトームの件よりこいつの方が簡単なので、疲れたら気晴らしに進めるかもしれない。

今の状況はざっとこんな感じである。なんだか人間関係のもつれがそこかしこで悪さをしていて非常にめんどくさいが、やるしかない。