運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

この半年

週明けに後期のゼミが始まり、筆者は初日に発表することになっている。内容はこの半年間の進捗と今後の計画である。

この半年、とにかく新型コロナで色々なものがぐちゃぐちゃにされた。特に5月頃はまともに外出すらできない状況が続き、研究もあまり進められなかった。おそらく、研究者だけでなく多くの人が似たような状況に陥ったことだろう。
しかし、6月頃から状況が良くなり始め、筆者も実験ができるようになった。5月の自粛期間に実験ができずに悶々としていたというのと、またいつ実験が止められるか分からないという焦りから、その先は結構なペースで実験に手を付けて行った。具体的には、光合成色素や活性の解析だったり、トランスクリプトーム解析のためのRNA抽出だったりである。
しかし、やはり開始が遅れたことにより、どの実験も進捗が中途半端になってしまった。さらに、解析に必要なうずべんの細胞濃度が足りないという問題が出てきてからは、実験のペースが落ちてしまっている。頑張れうずべん。

それとは別に、自粛期間中に論文を書いたりRの勉強をしたりしたのはよかった。特にRを使えるようになったのは今後の解析に大いに役立つだろう。なお、「Rを使える」と「統計を使える」は同義ではない。

あとはオンライン学会に何度か出た。このご時世だからこそのオンラインのイベントは多く試みられた。蓋を開けてみると、筆者のイベントへの参加頻度は例年より高くなった。結果オーライというべきか。

こんな感じで、実験の進み具合はどうしても微妙だが、その中でもできることを探してできたのはまあ良かったんじゃないかと思う。