運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

動画

8月末に国際学会へ行くことになっているのだが、その運営から一週間ほど前にとあるメールが来ていた。
端的に言うと「動画コンテスト」開催の連絡であった。

対象は学会参加予定の学生(学部〜院生、加えてポスドクもやりたければやっていいらしい)。
自分の研究内容を2分ほどの動画にして投稿して、その中から10個ほど学会本番で紹介するとのことである。
参加は任意。締切は8月1日。
そしてメールには次のワードがものすごく強調して書かれてあった。

BE CREATIVE !!




メールが来た時はめんどくさそうだなあと思って放置していた。しかし、今日この件について学会に同行する先輩と話したところ、思いのほか前向きだったので、まあネタが思いつけばやってみてもいいかなと思い直し始めている。

実は筆者は、ごく基本的なものだが動画作製の環境を有している。昔サークル関連で動画を作ったことがあり、その時いろいろ揃えたり勉強したりしたのだ。
ゆっくりムービーメーカーも持っているので、やろうと思えばゆっくり動画が作れる。今回は国際学会なので残念ながらゆっくりは使えないが。ゆっくりに英語喋らせたりってできるんだろうか…。

問題は内容をどうするかである。
まず、研究を2分にまとめなければいけないが、これは普段のプレゼンなどと比較しても極端に短く、かなり中身を絞らなければならない。また、海外勢と比較して英語のスピーキング速度が遅い筆者は制限時間の短さによる影響が痛い。
そして、元々クリエイティビティの塊みたいな学生に向かってあえて「BE CREATIVE !!」と言ってきているということは、まあそういう動画が要求されているということだろう。自分の研究をただプレゼンするだけの動画では多分だめで、面白くするための何かしらの工夫が必要だ。
そしてその「面白くするための工夫」の方向性が悩ましい。国内の学会ならまだしも、今回の相手はほぼ全員海外勢なので、どういうノリの動画が受けるのかわからない。




締切まで時間がある訳ではないし、パソコンのデータ消滅事件でそれどころではないというのも本音だが、いいアイデアが思いついたらやってみたい。
この場で目立つことができれば、何か面白いことが起こるかもしれない…。