運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

卒業式だったはずの日

今日は筆者の所属する大学の卒業式が予定されていた日である。しかし、これは新型コロナの影響で中止になり、卒業証書の受け渡しのみが行われることになった。

式が中止になったと言っても空気は卒業である。袴やスーツを着た学生がちらほら見られた。
建物の玄関には「卒業おめでとうございます」の看板が立てかけられ、これをバックに写真を撮っている人もいた。

筆者のいる研究室にも学部4年生が何人かいて、卒業証書を貰っていた。




さて、新型コロナの感染は特に諸外国で大変なことになっている。外出禁止令が出ている所もある。
一方日本国内では、卒業式やオリンピックを初めとしてイベントの中止や延期が相次ぐ中、感染拡大速度自体は比較的遅い。

この事実は外部から見ると謎らしく、今日以下のような記事が出るに至っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00000021-jij-int

この要因として記事に挙げられている「検査数が少ない」「文化的にスキンシップが少なく、手洗いの習慣がある」というのは、多分どっちも効いているのだろう。しかし、都市圏では依然電車に人が詰まっているし、上記の要因が働いたとしてももっと勢いよく感染が広がりそうなものなのだが、どういうことなのだろうか。




そんなことを考えていたら、感染者が増え始めている東京で、今週末の外出自粛要請が発令されたらしい。

2月末に札幌で同じことを言われた経験からすると、おそらく週末だけなどと言った短期間の外出自粛ではほとんど意味がない。週が明ければ普通にみんな外出していたし、次の週末には忘れていた。
また、こういった要請によって、買い占めを目的とした人がスーパーに殺到した。人が特定の箇所に集中するので、感染リスクはむしろ高まるのでは?とも思う。
そもそも新型コロナの症状は感染から5日程度の潜伏期間を経て現れるらしく、目に見える感染者が指数関数的な増加を示す頃にはもう遅いと思う。




まだヤバさの実感が湧いていないが、そろそろ本格的にヤバくなりそうな雰囲気がする。