運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

半在宅

北海道で緊急事態宣言が出てからしばらく経った。

ここ最近は、月水金に研究室に行き、火木は自宅で作業を進めている。
実の所、週に三回も研究室に行かなければいけないような必要性は筆者には無いのだが、来てもいいと言われているので行っている。やはり自宅よりも研究室の方が集中力が持ちやすいし、作業効率は良い。
しかし、学生は全員出入りを制限されているので、研究室は閑散としている。筆者の居室も、一日中筆者しかいないというような日がよくある。

こうなってくると研究室で作業をする際のメリットであったはずの「集中力が持ちやすい」というのが上手く機能しなくなってくる。他人の目が全くないので、ぶっちゃけゲームをしようがYoutube配信を見ようが自由である。
先生方は毎日来ているが、居室のある階が違うのでわざわざ見に来ることも少ない。

この緊張感の無さはほとんど自宅と同じと言って差し支えないだろう。良いんだか悪いんだか。
ついでに、人がいなさすぎて感染のリスクもまるで感じない。最近は暑くなってきたし、人がいなければマスクも外してしまっている。




そんなことを言いつつ、実は作業はぼちぼち進んでいる。
前回の記事に書いたsignalPとASAFindによる葉緑体関連遺伝子の抽出が無事終わった。明日はKEGG Automatic Annotation Serverという所で遺伝子とその機能の注釈付け(アノテーション)を試してみるつもりだ。上手くいくかは分からないが、上手くいったらやっとまとまった結果が見られるようになる。

結局、集中力が持つかとかそういうのは、環境ではなくやっている物の内容によるのだろう。最近実験らしい実験から遠のいていてその感覚を忘れていた。