運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

Dになった先輩

筆者の所属する講座のD論発表会があった。

発表者3名の中には、筆者の所属するゼミの先輩1人が含まれていた。
研究対象はうずべんではなく大型藻、特に褐藻である。
失礼を承知で言うと全体的に変わり者である。特に生活環境と食生活が修行僧並に切り詰められており、おそらく一般人が真似をしたらすぐに体がやられるし、そうでなくても精神的がやられるだろう。なお一時期は「自宅は寒いから」という理由で研究室に住んでいた。
その分(?)研究遂行能力が鬼のように高く、いつもよく分からない量のデータを産み続けている。

先輩は学年が1つ上で、筆者が研究室に所属した時からずっといる。つまり筆者と最も付き合いの長い学生である。
また居室も4年前からずっと同じである。
先輩は独り言が激しく、こちらが集中している時にぶつぶつ言われると大変うるさい。さすがに最近はちょっと慣れてきた…気がする。

D論の執筆と今回の発表会の準備に際して先輩は中々大変そうにしていたが、今日の発表は余裕そうであった。本当に余裕だったのかどうかは知らない。




先輩は卒業後ドイツの大学でポスドクをやることになっている。

筆者にとって、今の研究室には常にその先輩がいるものであったので、居なくなった後の様子がちょっと想像できない。うるさい独り言に悩まなくて済むのはいい事かもしれない。




追記

このままだと先輩は独り言の激しいやべーやつということになってしまうし捉えようによっては陰口みたいになって良くないので補足するが、まずちゃんと話ができ、質問には答えてくれるし、アドバイスもくれるし、変ではあるが頼れる人物である。いなくなったら多分寂しい。
あと独り言に関しては筆者から止めるように言ったことがないので、うるさく思っているのは筆者が悪い。