運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

よーし

藻類学会の発表要旨を提出した。
締切は来週月曜だったが、何かあると困るので早めにやっておいた。

前から散々書いているが、今回の発表内容は他の研究室にお邪魔してさせて頂いた実験に関するものであり、筆者の専門分野とは方向性が異なる。
内容に興味が無い訳では無い(むしろ興味があるからやっている)のだが、今まで勉強してこなかった分野であるだけに難しく感じる。今自分がやっている実験についても、正しく理解できているかと言われると結構怪しい。

結果として、要旨の作成にも難儀した。
要旨の文字数制限は「演題、著者、所属、本文含めて700文字」であり、正味の文章量は600文字程度である。これぐらいの文章なら系統分類の内容であれば数十分で書けてしまうが、今回は内容や用語の使い方など細かいところまで確認する必要があり、時間がかかった。
そしてこの要旨を先生に提出した所、物凄い直された。なんだか研究室に入りたての頃を思い出す。
当然ながら、この分野の初心者たる筆者は文章に修正を食らうことで初めて正しい表現・知識が身につくのであり、むしろこれはありがたい事である。文章をボコされる程度でやられるようなメンタルは最早持ち合わせていない。

何やかんやありつつ最終版の確定と学会への提出ができたので、一先ず安心である。

発表のためのデータが揃っている以上、今の筆者が学会へ向けてやるべき事は「勉強」である。当日の質問などに対応することまで考えると、行った実験の内容を完璧に理解するだけでは不十分で、関連する内容を広く把握している必要がある。
実は、昔購入したまま挫折した光合成関連の本が手元にあるので、まずはこれを読む所から始めようかなあと考えている。実験を始める前に読めと言われれば何も言い返せないが。