運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

9年

今日は筆者の所属する大学で入試の前期試験が行われた。
今年は大雪に見舞われたり遠方で物騒な案件が発生していたりと不安要素の多い試験となった。試験を受ける受験生のメンタルを考えると気の毒でならない。

筆者は今日研究室へ行く用事があったので、受験生の集団と鉢合わせないように行動時間をずらしたり、裏口から建物に入ったりして対応した。また、食堂もおそらく待合室になっていて使えなくなっていたはずなので、昼食はコンビニで買って持ち込んできた。毎年やっているだけあって対策は完璧である。
帰り際にはまだ受験生や保護者の方々がちらほらと見られた。お疲れ様でした。
帰り道、雪に「受験失敗」という落書きがされているのを見つけてしまい、申し訳ないが面白いと思ってしまった。まあ落書きを残せる程度の心の余裕があるならどうとでもなるだろう。




筆者が大学受験をしたのはもう9年も前になる。
厳密には、筆者は前期試験で別の大学を受けて落ち、後期試験で今の大学を受けたので、ちょうど9年と言うにはもう数週間かかる。
前期で落ちた時はだいぶ辛かった記憶があるが、落ちた先で9年経ってみると結局満足できているし結果オーライである。

「受験失敗」と落書きした受験生にとっては、今日は運命の分かれ道だったかもしれない。しかし、分かれ道の行き先を間違えた結果、待っている未来が悪いものばかりとは限らないので、強く生きて欲しい。