運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

1ヶ月

3月になった。最近は最高気温がプラスになる日が続き、札幌なりの春が訪れつつある。

筆者としては、学生の身分を享受できる時間のリミットが残り1ヶ月になったということになる。ここまで9年間、限界までモラトリアムを伸ばしてきたが、さすがにもう無理である。勤労の義務がすぐそこへ這い寄ってきている。
かと言って今の生活が怠けられるような状況でないのも事実である。引越しの準備がどんどん忙しくなってきたし、研究の方もまだ片付けが結構残っている。

また、欲を言うとトランスクリプトーム解析のプロトコルの引き継ぎ資料を残しておきたい。
実は最近研究室にいいパソコンが配備された。これを使えばRNAseqによるデータはアセンブリから細かい解析まで全部自前でできるようになるはずなのだ。
しかし、その手法を一から調べるのはとんでもなく大変である。筆者は先輩に教えて貰いながらだったが大変だった。
筆者が居なくなった後にトランスクリプトーム解析をやりたいという学生が現れた時、せっかく環境が整っているのにやり方がわからないのは気の毒である。よって筆者は将来への投資として資料を残しておきたいのだ。まあ、そんな学生が現れるかは知らないが。

筆者のトランスクリプトーム解析の内容は少々テコ入れをする必要が出てきたので、そのついでに資料も作るつもりだ。

あとは本当に時間との戦いである。