運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

長期戦

先輩から引き継いだ某生物の記載論文の修正を済ませ、再投稿した。

3人の査読者のうち1人がとんでもない量の修正を要求してきたことに加え、D論を挟んだこともあり、修正作業は非常に難航した。査読結果が返ってきたのが12月で、再投稿の締切が今月の15日だったので、結構ギリギリの戦いになってしまった。
ちなみに残りの査読者2人は大した量の修正を要求してきていなかった。その2人があまり真面目に審査していなかっただけなのか、もう1人が細すぎただけなのかは何とも言えない。
ただ、その指摘の多かった1人もこの論文の内容については明るい人物らしく、指摘内容は真っ当なものが多かったのでこれは助かった。結果として色々と改善したので感謝しなくてはならない。

修正箇所が多すぎたが故に、逆にアンバランスな部分が出てきてしまっているような気もする。そのため、今回の再投稿で受理まで行くかは正直怪しいと思っている。ただ、また修正を要求されても大した量にはならないと信じている。




それにしても、このプロジェクトについては関わった当初の想像よりも何十倍もの労力がかかってしまった。内容が面白かったし結果として形になったから良かったが、さすがに自らに負担をかけすぎた気がしている。
適度に仕事を断る能力は、研究生活にせよ社会人生活にせよ必要なものだろう。これから先自分を追い詰めすぎてしまわないように気をつけたい。