運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

何はともあれ搬出

昨日は記事を書いたあと深夜まで荷造り、今日は早朝から荷物の搬出作業に追われ、落ち着く暇が無い。ここ数日は間違いなくD論の時期より忙しい。
もっとゆったりと感傷に浸りながら最後の札幌を噛み締めたいのだが、ひたすら動き続けていてそんな余裕は無い。

さらに、今日は搬出作業中にトラブルがあった。本棚の裏側がとんでもなくカビていたのである。
一般的にイメージされるような黒ずみ様の段階は優に超越した、立体感があり、粉を吹いたカビだった。筆者はこんなやつと同棲していたのかと驚きを隠せなかった。

実は筆者は学部時代にカビを育てていた事がある。もちろん外には漏れないように厳重に管理した上である。そんな経緯もあって筆者のカビ耐性は高く、今回のやばいカビを見ても驚く程度で済んだ。
しかし、そうでない普通の人があれを見たら卒倒ものである。というか第1発見者の引越し業者さんが気の毒だ。ごめんなさい。

さすがにあの状態の本棚を使い続ける気にはなれず、搬出の予定を急遽変更し、廃棄処分することにした。
廃棄処分と言ってもサイズがでかいため燃えるゴミにぶち込む訳には行かない。また、筆者の住むエリアの粗大ゴミ回収はちょうど1週間後で、カビた本棚を玄関に1週間放置するのもバイオテロになってしまう。廃品回収業者を頼ることにしたが、この繁忙期に即日回収してくれる業者を見つけるのには苦労した。
結局、運良く夕方に業者さんに回収して貰えた。結構値段は張ったが、処分できただけありがたい。料金は勉強代だと思おう。




予期せぬ事件があったものの、何とか部屋を空っぽにすることはできた。
この部屋には2年弱しか住んでいないので特段思い入れが強い訳でもないが、それなりのコストを払っただけあっていい部屋だった。引越し先の部屋はこの部屋よりも狭くなってしまうので、リングフィットアドベンチャーをやる時などに恋しくなることがあるかもしれない。

今はホテルでようやくゆっくりできている所である。
明日はまず役所に急用ができたので早朝に訪問、午前中に退去の立ち会い、午後に卒業証書を受け取り、そして夜にはついに札幌を後にする予定である。