運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

偵察

筆者による初の講演が明日に迫っている。

この講演会の企画自体は今日から始まっていて、これから5日にわたり、異なる所属の博士学生が講演をする。筆者はその2人目というわけだ。
今日はトップバッターの方の講演が開かれた。講演者は地球惑星科学のD2の方である。

講演前日にも関わらず話したい内容がどうにもふわふわしていた筆者は、参考にこの方の講演を見学させてもらうことにした。




聴講者は20〜30人ほど。ほとんど学部生らしい。所属はばらばらで、講演者が地惑だからと言って地惑の学生ばかりというわけではないようだ。

雰囲気はとても緩い。そもそもこの企画、宣伝の時点で「参加者にはおにぎりタダであげるよ!!」というのを前面に押し出している。話す側も聴く側もリラックスである。

プレゼンは画像が大きくて分かりやすく、適度に情報量があって見応えがあった。さすがに博士課程まで進んだ学生の本気のプレゼンは見ていて爽快感がある。
ただ、講演者の立ち位置によっては、スクリーンが講演者に隠れて見えづらい席があるようだ。筆者の番は気をつけたい。

講演の内容は、筆者側にも指定があった通り、D進した経緯、研究の内容、今の生活状況、今後のことなど。
主張したかったことが一部被っていたが、どの内容についても、筆者が話そうとしていたものより質も量も上だった。
ただ、昨日の記事で書いた「起業」についての内容は10秒くらいで終わっていた。

予定では講演は15分間でその後質疑応答だったが、今回は20分以上は喋っていたと思う。
ただ、これによる進行上の問題は全くなかった。というのも、質疑応答の時間が足りなかった場合、質問を紙に書いて提出してもらい、それに回答したものを後で掲示する、という形式を取っていたからだ。




聴き終わって、自分の講演で話す内容を増やすべきだと思った。
時間制限が緩いというのもあるし、生物学に馴染みの薄い学部生が聴きに来るというのもある。研究内容についてはバックグラウンドから詳しめに説明してよさそうだ。

ということで、今日はこれからプレゼンをブラッシュアップさせなければならない。
今日の素晴らしい講演を聴いてやや自信を失いそうになったが、聴いておいてよかったとも思う。