運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

良いお年を

晦日である。筆者の2019年をざっくりと振り返ってみようと思う。

今年初めは筆者はまだ修士2年だった。2月に修論発表、3月に藻類学会があり、そこそこ忙しかった。
3月末に友人と台湾へ卒業旅行に行った。楽しかったが、金が無くなった。

4月、筆者は博士課程進学とともに学振特別研究員の立場を得た。筆者の人生における大きな進展であった。
しかし、金がもらえると思って油断していた筆者を襲ったのは予想外の金欠だった。給与の振込が5月末からだったのがいけない。
結局先輩からそれなりに金を借りたりして何とかなった。ご迷惑をおかけ致しました。

6月、久しぶりに本腰を入れたサンプリング旅行に行ったが、大雨や強風により極めてしんどい旅になった。
新種らしきうずべんを一種類確保したが、詳しい観察はまだである。

7月、パソコンのデータが消えて死んだと思った。

8月、クロアチアにて初めて国際学会へ参加した。これについてはまだ昨日の事のように思い出せる。とても刺激的な経験となった。
9月にも日本植物学会へ初めて参加し、アウェー感を覚えながらもなんとかした。

10月から先はひたすらうずべんの数を数える実験に追われた。おかげで生活リズムが矯正された。
あと、論文を投稿した。

11月にポケモンを購入してからは、矯正された生活リズムはそのままに、睡眠時間だけが削れて行った。結果としてひどい肌荒れに苛まされた。

12月も実験を継続しつつ、年末に北海道植物学会で発表した。こうして見ると、今年は学会に4つも出ており、まあそういう年だったんだなという印象がある。

論文も査読から返ってきたので、来年はまずその論文の仕上げから入ることになるだろう。
あとは次の論文の準備もやりつつ、うずべんの数を数えるやつも終わらせて、これに関する論文も続けて書けたら嬉しい。
今年が学会に出る年だったとしたら、来年は論文を書く年になるのかなと思っている。

あと、もう1個やりたい実験がある。うずべんのトランスクリプトーム解析である。
まだ計画段階だが、予算もあるし、結果が出たら絶対面白いと踏んで今にやにやしている所だ。




このブログも、変わらないペースで続けて行けたらと思う。なんとなくで始めたブログだが、今のところ楽しく続けられている。読んでくださっている方には感謝の意を示したい。




それでは皆さん、良いお年を。