運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

命が 少し削られた!

連日朝早く起きてうずべんの数を数える生活が続いている。
平日に早起きするのはまだ良いが、実験の都合上土日もやらないといけないのが大変である。あと「うずべんの数を数える」という作業を延々と繰り返しているとシンプルに気が狂う。
朝が苦手だった筆者でも、早起きを続けたら慣れるかなという期待があった。そして実際早起きに慣れはしたし、ここ1ヶ月ほど寝坊はしていない。しかし、それはあくまで慣れただけであって、己が受けるダメージそのものが減った訳では無い。

ここまでやってみて分かったことは、やっぱり早起きはキツいということだ。




昨日、実験のために準備したうずべんの培養液を、培養庫に入れ忘れたまま帰宅するという、あまりにもしょうもないミスをやらかした。
うずべんを始めて3年半が経つが、さすがにこんなミスをしたことは今までない。

1日部屋に放置された程度でうずべんは死にはしないが、普段と違う温度、光の条件で過ごしたうずべんを実験に使う訳にはいかない。
昨日用意したうずべんたちは用無しとなってしまった。




寝不足は当然しょうもないミスを誘発するし、集中力も低下させる。活動時間が長くなったところで、全体の仕事の進行速度が速くなったようには感じない。今回のミスは実験を2日分ほど遅らせてしまったのだ。

休息が必要である。

実験に時間がかかること、年末が近いこと、出てくる結果がそれなりに面白いことなど色々あって、結果を出すことに焦りすぎてしまった。このままでは出るものも出ない。そして筆者がツラい。

さっき実験の準備をしてミスった話をしたわけだが、それ即ち今は実験と実験の間の、次の実験の準備をする段階であり、つまり準備をしなければ実験は始まらない。
逆に言えば、休息を取るには今しかない。

とにかく明日は休むことにした。とりあえず午前中めちゃくちゃ寝て、午後から研究室に行くかもしれない。行かないかもしれない。
パソコンは持って帰ってきたので、学会のプレゼンの作成だけは進めるつもりだ。

一日で回復できるかは知らないが、今は体が休みを欲していて、それに従うのだ。