運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

帰省のついで

今日は親の車を借りてサンプリングに行った。

実は帰省のついでにサンプリングに行くのは毎回やっていて、今回もやるだろうと見越してサンプルを入れるためのボトルとかは持ってきていた。
さらに、今回はあのアルティメットウズベンソーター改も持ってきた。アルティメットウズベンソーター改とは、フィルターと100均のプラスチック製水筒を何やかんやして作った濾過装置である。参考 https://under-the-floor.hatenablog.com/entry/2019/06/11/210217

こいつの効果の程は6月のサンプリングで実証されている。未知のうずべんが入るかどうかは運次第だが。
まだ地元で試したことは無かったので、実は結構期待している。




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まずは海岸で砂を採取した。ここではまだアルティメットウズベンソーター改は使わない。普通に砂をがさっと海水ごと取って持って帰るだけである。
これには底生性のうずべんが入っているはずだ。

ちなみに、家にあった長靴を履いて海に突撃したら、長靴に穴が空いていて靴下が死んだ。

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次にアルティメットウズベンソーター改を使ったサンプリングである。図はアルティメットウズベンソーター改で海水を濾過する筆者。撮影はなぜかついてきた親。
装置を組み立てて、バケツで汲んだ海水を入れて、待つ。
これによって集めた海水には浮遊性のうずべんが入っているはずだ。

実は濾過にはそこそこの時間がかかり、待っている間やるせないのと、釣り人のおっさんに変な目で見られるのが難点である。




回収したサンプルを実験室まで持って帰り、培養液を加えて培養庫に入れて数日待つと、うずべんが湧いてくる。たぶん。

筆者のやるサンプリングはこのように手軽で、旅行とかドライブのついで、それこそ帰省のついでにできてしまうのは楽で良い。

あとは変なうずべんが出てくるのを期待するだけだ。