運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

困ったら現実逃避

昨日、また山に登ってきた。

登ったのは札幌から北に向かった所にある南暑寒岳である。山のそのものよりも、頂上へ向かう途中にある雨竜沼湿原の方が名前は有名かもしれない。
メンバーは例によって前回雌阿寒岳に登った3人である。

前回の記事で仕事が溜まってやばいみたいなのを書いた直後にこれなので本当に大丈夫なのかという感じなのだが、この登山の約束も結構前にやっていたものなので無下にすることはできなかった。そういうのもひっくるめて忙しいということだ。
結果的に完璧な形の現実逃避になったので良かったと思う。良くないが。

朝2時に札幌を出発し、5時に登山道へ到着した。
早朝はクマが出やすいらしく(そもそも暑寒別岳周辺はクマが多いらしい)、登山道の案内には朝5時以前の入山は控えろとあった。5時ぴったりなので多分ギリギリ大丈夫である。

しばらくして雨竜沼湿原へ到着した。
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到着した時点で霧がうっすらとかかっており、そこに横から朝日が差して白い虹がかかっていた。これは調べたところ霧虹とか白虹と言うらしい。珍しいものが見れた。
霧は程なくして晴れたので、これが見れたのは一瞬だけだった。

湿原を突っ切り、さらに登山道をひたすら登って南暑寒岳へ到着した。
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地図を見た感じ全体的に起伏が穏やかだったので舐めていたが、距離がひたすら長く、気温も高かったこともあってかなり疲れた。

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さらにここから暑寒別岳(写真の一番高いところ)へ向かうこともできるが、見るまでもなく無理なので引き返した。

帰り道も雨竜沼湿原を突っ切ったのだが、いくら素晴らしい湿原とはいえ1回通ってるし道は長いし疲れてるし正直しんどかった。
12:30頃に下山した。7時間半の行程だったが、これでもかなり飛ばした方である。

前回の雌阿寒岳は車の移動が長すぎて過酷だったが、今回は普通に登山が過酷だった。というか暑いのが良くなかった。
とはいえ、帰ってから写真を見返すと物凄い景色が撮れていたりするので、行った甲斐はあったと思う。




さて、仕事が溜まっている中で昨日丸1日使い潰してしまった訳なので、今日はそれを挽回すべく真面目に仕事をした。
先輩の鞭毛装置のまとめがすぐ終わりそうだったので取り掛かったのだが、途中でとある重大なミスに気が付き、今までまとめたものに大幅な修正を加えることになった。地獄である。
ぶっちゃけ登山している場合ではなかった。

明日から苫小牧である。現実から逃げきれない。やばい。