上手くいった
あれだけできないと嘆いていたRNAの抽出が今日なんと上手くいってしまった。
RNA抽出の結果の確認は、Nanodropによる吸光度測定と、電気泳動によるrRNAのバンドの検出によって行った。どちらも大丈夫だった。
それでもなんだか不安なので、この件でよく相談に乗っていただいている研究室OBの先輩にも結果を送ってみた。しばらくして大丈夫そうだとの返答が来た。
逆に何故前回までダメだったのかと言うと、今日実験をやりながら気付いたのだが、普通に操作を間違えていた。恥ずかしい限りである。
しかし原因がはっきりしたのはいい事で、今回と同じように操作をすれば次回以降も安定して成功するはずだ。非常に大きな進歩である。
さて、今日抽出したサンプルは2つだった。両方とも成功したのだが、この内片方はRNAの濃度が低く、解析するにはやや心許ない(まあ無理やりやれば行ける範囲ではある)。なので、余裕があればさらに細胞を増やして再挑戦しようと思う。
また、実は解析したいサンプルはもう一つある。これは前回抽出を試みて失敗した株で、その時にせっかく増やした細胞をかなり消費してしまったので、今また増えて貰っている。
ということで、いずれにせよRNA抽出は最低もう1回やる必要がある。
それにしても成功体験というものは人を分かりやすくポジティブにしてくれるもので、今はもうドンと来いという感じである。昨日までの鬱々とした気分が嘘のようだ。
次の実験は細胞が増え次第行う。早く増えて欲しい。