運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

生きる目的

昨晩、「すばらしきこのせかい」の新作の発表があった。
https://youtu.be/thvqIawz5lc

何から書けばいいか分からないが、とりあえず言わせて欲しい。
ありがとう、と。




すばらしきこのせかい」通称「すばせか」は、2007年に発売されたニンテンドーDSアクションRPGである。ストーリーの舞台は渋谷で、主人公たちは「死神のゲーム」に参加させられ、生存を賭けて戦う。
非常に深く作り込まれたストーリーと世界観、某ゼタ様を初めとするやばいキャラ達、今見ても新鮮さを感じられるデザインと雰囲気、当時としては頭一つ抜けた量と質のBGM、斬新すぎるバトルシステム、ミニゲームの範疇を超えた奥深さを持つミニゲーム、とんでもないやり込み要素と理不尽な強さの裏ボスなどなど、どれを取っても素晴らしいところしか出てこない。つまり、神ゲーである。

筆者は確か中学2年の時に初めてすばせかをプレイした。当時の年齢が年齢だったこともあって、筆者はこのゲームに強い影響を受けた。特に、エンディング後に集められる「シークレットレポート」は当時の筆者にとって衝撃だった。めちゃくちゃ読んだ記憶がある。やばい文章を読むと鳥肌が立つと知ったのがこの時だ。
中学の頃から日記を書いていたのとか、今こうして日記みたいなものを書いているのとか、もしかしたらその「シークレットレポート」の存在が影響した結果なのかもしれない。まあ無意識ではあるが。




そんなすばせかだが、2007年の発売以降、スマホアプリ版やSwitch版への移植はあったものの、完全新作は発表されていなかった。何なら公式HPが意味深なカウントダウンを始めて「これ新作来るじゃん!」と期待させておきながら、結果スマホへの移植が発表されて荒れた過去すらある。
Switch版は「Final Remix」と銘打ってあり、意訳すれば完全版と言ったところだろう。正直、Switch版にこのサブタイトルが付けられた時点ですばせかの開発は終わってしまったのだと、少なくとも筆者は思っていた。諦めてはいないが、半ば諦めている、ファンの多くがそんな感じだったのではないだろうか。

ところが、今年になっていきなり動きがあった。
まず、2021年にアニメ化されることが発表された。筆者は驚きのあまり叫んだ。ちなみにこの情報が出た時、筆者はアイマスPの皆さんと通話をしている最中で、突然叫んだものだから少し心配されてしまった。
新作では無かったが、アニメ化は十分やばい。それに作風がしっかり原作に忠実で、期待は大きい。

その後アニメの情報はぼちぼち追加されて行った。昨晩はちょうどアニメ関連の続報が公開され、新しい映像や、主題歌が発表された。
そう、アニメの続報でこの日は終わりだと誰もが思っていた。油断をしていた。

昨晩、日付が変わると同時に例の情報が流れた。

最初、公式のツイートを読んでも、映像を見ても、実感が湧かなかった。アニメの続報か、何かの見間違いかと思った。
しかし、冒頭に貼った映像の、開始から丁度1分経ったところで、親の声より聞いた原作のメインテーマ「Twister」のメロディが流れてきて、やっと確信した。これはすばせかの新作だと。

ちょっと泣いた。しばらく部屋を這いずり回った。

ありがとう。発売から13年、筆者がプレイしてからは11年。ゼタ遅かったけど、ありがとう。




すばせか新作は来年夏発売予定らしい。それまでは死ねない。