運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

TAの季節

今週から学生実習のティーチングアシスタント(TA)の仕事が始まる。札幌は現在新型コロナが大変良くない状況になっているが、感染対策を施した上で対面での実習はやるらしい。
今週は木曜日に淡水産植物プランクトンの実習、金曜日に大学構内の植物を調べる実習が行われる。前者は学部3年生向け、後者は学部2年生向けである。

昨日は淡水藻の観察対象を確保するために道庁へサンプリングへ行った。
道庁でのサンプリングについては去年も記事に書いた気がする。道庁にはいい感じの池があり、観察に向いている植物プランクトンがたくさんいる。ここにプランクトンネットとボトルを持ち込んで、なるべく目立たないようにサンプリングを行うのである。
道庁の池でうずくまってガサガサやる姿はどう見ても不審者のそれだが、今のところトラブルになったことはない。筆者ももう慣れたものである。
肝心の植物プランクトンもわんさか取れていた。

今日は大学構内の植物を片っ端から調べるパワー系実習のための下見を行った。この実習についても去年までに何回か記事にした記憶がある。
今年は花の咲く時期が少し遅めな気がする。例年ならば咲いている花がまだ咲いていなかったりした。桜の開花は早かっただけに不思議である。5月になってからの気温が低かったせいだろうか。

どちらの実習についても、この季節が来たか〜という感じがする。

来年は今の研究室を去っているはずなので、この感覚ももうこれで最後である。特に名残惜しいとかは無いのだが、筆者が去った後のために、後輩の育成も少し考えたりしないといけないかもしれない。