運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

決断

カナダの研究室のボスに、辞退のメールを送った。




現状、カナダの研究室に行くにはどうにかしてポスドクの給料を賄えるだけの予算を確保する(してもらう)必要があった。しかし、今から応募できる奨学金なんて限られているし、もし応募できたとしても、結果の発表はおそらく年度の変わり目の直前になってしまう。そのタイミングまで来年度の所属が決まっていない状況は厳しすぎる。
そこで他の所属先を探そうとしていたのだが、例えば先に他の所属先が決まってしまい、さらにカナダに行ける予算も取れてしまった場合、結局どちらかを断らなくてはならなくなる。大きな金が動いてしまっている以上、この状況も避けたい。

「カナダ行きの予算が確保できることに賭ける」「他の所属先を探す」を天秤に掛け、筆者は後者を選んだ。であれば、カナダの研究室に行く話は早い段階で断っておく必要があると考えたのだ。




メールを送ったが、返信がとても遅い先生なので、当然まだ返事はない。
なんて言われるのだろうか。申し訳なさと不安と何かよく分からないモヤモヤで非常に鬱である。




これから次の所属先を探すことになるが、もう1つ決断すべきことがある。アカデミアに残るか、企業に就職するかである。

昨日、大学の就職支援課的な所の方と面談を行い、まずここを決める必要があるという話になった。
当然ながら、アカデミアでの研究と企業での研究は毛色がとても違う。筆者がやりたいのは、適性があるのはどちらなのか。今まで目を逸らしていた議題に向き合う必要がある。