運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

はじめてのオンラインゼミ(発表編)

筆者の所属する研究室で先週から始まったオンラインゼミだが、その後各メンバーの発表日程も決まり、毎週火曜日13:30からはゼミということになった。
そして今日のゼミはいきなり筆者の発表であった。




ここ半年の進捗を報告するにあたり、欠かせない内容がうずべんの培養実験である。毎朝研究室に通ってひたすら細胞を数え続けていたあの実験だ。
この実験結果を可視化するために必要なのが、統計処理とグラフの作成である。

実を言うと、筆者はこれまで論文や学会発表において統計処理らしい統計処理をしたことがなかったし、グラフらしいグラフを作ったことが無かった。まあ系統樹の作成はバリバリの統計なのだが、それは除くとする。とにかく、この辺りの知識が博士学生にしては余りにも足りていなかった。
そこで、今回の実験データの処理をきっかけに統計をちょっとかじろうと思い、ここ最近は本を買ったりして勉強をしていた。自粛期間とタイミングが重なったのも都合が良かった。

結果的に統計はよく分からないということが分かったが、統計処理ソフトRは多少動かせるようになった。

Rは、統計処理だけでなくグラフの描写にも応用できる。Excelと違って好き勝手に機能を拡張でき、応用の幅が広いのが利点である。
今回のグラフもせっかくなのでRで出力しようと思い、昨日までひたすらRと格闘していた。




昨日の夜にグラフとプレゼン用のスライドが完成したが、ここで発表用の原稿を作っていなかったことに気付いた。
筆者の所属する研究室のゼミは、留学生に配慮して英語でも説明する雰囲気になっており(ルールではない)、英語でアドリブの発表となるとやや不安が残る。原稿まで行かなくてもメモ程度は欲しい。

さらに、このメモを作り始めようとした所で、PowerPointのノートがZoomで画面共有した際見えなくなってしまうことに気付いた。筆者は普段パワポのノートに原稿やメモを書いているが、この方法は使えなくなった。
代替案としては、手元のタブレットにメモをしてそれを見る、という感じになるだろうか。

ただ、結局面倒くさくなってアドリブでの発表にしてしまった。




発表は特に問題なく終わった。

仕上がった

年末年始の帰省時に購入し、ほぼ毎日コツコツ続けていたリングフィットアドベンチャーだが、今日遂にラスボスを撃破した。
レーニングに終わりはないかもしれないが、ゲームという体裁を取っている以上ラスボスは存在する。ちゃんとラスボスらしいハードさと熱い演出を兼ね備えており、大変だったが達成感はあった。ただマスター4の存在意義は結局よくわからなかった。

完走した感想だが、ゲームとしてもトレーニング教材としても大変良く作られており、これまでの人生で最も有意義なゲームであった。
実際、自分自身の成長はかなり実感できた。例えば、トラウマ製造トレーニングとして悪名高いプランクであっても、現在はそこまで苦労することなく繰り返すことができるようになった。スクワット系も初めのうちはかなりバテていたが、今や休憩ポイントである。

購入したはいいが辛すぎて続かないという人は多いかもしれない。しかし、やって行くうちに間違いなくできるようになる(苦しくなくなるとは言ってない)。頑張ってみてほしい。リングくんも応援してくれる。

なお、ラスボス撃破後も追加ステージがあるらしいので、筆者も当分は冒険(トレーニング)を続けようと思う。というか自宅待機が続くこの状態でトレーニングを止めるとたぶんやばい。




そういえば、このリングフィットアドベンチャーにもRTA(リアルタイムアタック)が存在するらしい。

実は冬の終わり頃にはラスボス撃破までの時間を競うRTAの完走者が出ており、その時の記録は約22時間だった。現在の最速記録は約14時間らしい。
また、全ての収集要素をコンプリートするまでの時間を競うRTAの記録が最近になって出ており、トレーニングを誤魔化していいカテゴリでは35時間弱、トレーニングを誤魔化してはいけないカテゴリでは40時間弱らしい。詳しくはこちら(https://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/18266550/?__twitter_impression=true)

睡眠時間が4時間半ほど含まれていたとはいえ、40時間トレーニングをし続けるというのはあまり想像したくない。おそらくあらゆるRTAの中でも最も過酷な部類に含まれるだろう。

筆者はやるつもりは無い。フリではない。

オンラインポスター

新型コロナであらゆる集会が開けなくなった現在、学会もオンライン上で行う流れができつつある。筆者も参加予定だった、9月に開催される日本植物学会も完全オンラインで行う予定とのことである。
今日は、学会の参加申込締切が迫っていたので手続きをしてきた。

さて、学会の発表形式は口頭発表とポスター発表に大別される。
スライドを作ってプレゼンを行う口頭発表は、ビデオ通話と画面共有機能を利用することでオンライン上で簡単に再現することができる。実際、3月頃にはすでにこの形式の学会が試行され、筆者も少し聴講した。詳しくはこちら(https://under-the-floor.hatenablog.com/entry/2020/03/15/230304)
一方、ポスター発表をオンライン上で行うとなると少しイメージがわかない。

今日参加登録をした日本植物学会では、口頭発表もポスター発表も実施するらしい。
ポスター発表がどうなるかというと、まず発表者はLINC Bizというツールにポスターをアップロードし、参加者が閲覧出来る状態にする。さらに閲覧者は発表者に対しコメントをチャットで送ることができ、発表者はこれに随時対応する、という形になるらしい。
また、普通のポスター発表では発表時間が設けられていて、その間発表者はポスターの前に立って質疑などに対応する。しかし、今回の場合はそもそも発表時間というものが存在せず、閲覧する側はいつでも質問を飛ばし放題という感じになるらしい(要確認)。
これが良くも悪くも重要になりそうで、通常の学会よりも多くの情報を集められるメリットはあるが、裏を返せば対応しなければならないコメントの量が普段より多くなるということであり、学会期間中常に気を張っている必要がある。

今回筆者が発表する予定の内容は、3月末の藻類学会で発表するつもりだったものである。以前の研究からかなり方向性を変えたものになっていることもあり、どちらかと言うとアドバイスや情報の収集が主な目的だった。
従って、今回の学会では口頭よりもコメントを集めやすそうなポスターの方が筆者の目的に合致していると考え、ポスターでの発表を申し込んだ。

オンラインポスターとなると、普段のポスターよりもやれることが変わってくる。例えば、追加資料などをあらかじめクラウドにアップしておき、そのリンクやQRコードを貼っておくなど、常にPCを開いている状態を前提とした工夫が考えられる。
逆に、閲覧者の目を引くために色を派手にするなど、デザインの工夫は効果が薄いかもしれない。ポスターの貼ってある部屋をうろうろしながら物色できる普段のポスター発表と違い、見たいポスターを選択するための手がかりがタイトルと要旨ぐらいしかないと予想されるためである(これも要確認)。となるとむしろ演題は少し遊ぶくらいがいいだろうか?

とにかく初の挑戦で分からない事だらけだが、楽しみでもある。

はじめてのオンラインゼミ

新型コロナの影響で、新学期に入ってからもしばらく研究室のゼミが始まらずにいたが、今日ようやくオンライン会議形式でスタートした。

採用されたツールはZoomである。最近は似たようなツールがたくさん出てきてよく分からないが、Zoomは特に普及の早かったものの一つであることもあって、メンバー全員が問題なく参加できていた。
なお、筆者は先日やった限界バ美肉オンライン飲み会の時の設定がそのままになっていて、カメラや背景を戻さずにログインしそうになって非常に焦った。

筆者の所属する研究室のゼミでは、前期(春)と後期(秋)の最初に、直近半年の進捗と今後の予定を発表する。今回も、形式こそ違えど従来通りの内容で進められた。初回の発表者は、これも慣例に従って全員教師陣である。
筆者も近いうちに発表をすると思うので、準備を進めなければならない。その際、通常時とオンラインの勝手の違いは少し考慮しなければいけないと、今回の発表を見て考えた。例えば、映像などはZoom越しだとどうしてもカクカクしてしまうようで、普段よりだいぶ見づらいようである。動きの多いスライドアニメーションも控えた方がよさそうだ。
今後オンラインの学会などに出る機会もあると思うので、ゼミから多少の経験を得ておきたいものである。

あとはいい感じのバーチャル背景が欲しい。今のところ、デフォルトで入っているものとオタクっぽいやつと身内ネタの背景しか持っていない。
ちなみに、今日のオンラインゼミでは、メンバーの半数以上はそもそも顔を見せておらず、バーチャル背景を使用しているのはなんと筆者だけであった。せっかくの遊べる要素なので他の皆さんにも遊んで欲しい。筆者は遊ぼうと思う。

10万

新型コロナによる経済的打撃への策として、国民に10万円が配られるらしい。らしいというか、すでに手続きは始まっていて、マイナンバーカードを持っていればオンライン上のシステムから申請が可能である。
しかし、筆者はマイナンバーカードの発行手続きをサボっていたので、オンラインでの申請はできない。だからといってマイナンバーの手続きのために役所へ行って密になってはアホである。よって、今はマイナンバーが無くても大丈夫な郵送での申請が可能になるまで待っている。

ちなみに、この騒動によって筆者の収入は特に変動していない。就職への悪影響から将来ニートになる可能性はあるが、少なくとも今は無傷である。強いていえばTA業務ができなくなっている程度か。
従って、10万円の受給は現状急を要する案件では無い。
とはいえ、筆者のような低所得者にとって10万円は大金である。貰わない理由がない。




10万円の使い道には夢が広がる。貯金以外で何に使うか少し考えてみる。

まず引越し費用。前回の記事で書いた通り、筆者は引越しを考えている。色々と費用がかかるらしいので、もしかしたらこれで10万円のうちの結構な割合が飛ぶかもしれない。

趣味となるとゲームである。欲しいゲームはいくつかある。特に今月末発売のゼノブレイド Definitive editionは間違いなく買う。あとはソシャゲへの課金に費やされる可能性が多少ある。
ただし、遊ぶための時間が制限要因となりうるので、あまり好き勝手は買えない。

あとは旅行や登山などだが、今はできない。

研究に使うための個人用の設備、例えばパソコンやその周辺機器などは、去年の時点でほとんど揃えてしまっている。設備のグレードアップも視野には入るが、具体的に何をしたいとかはまだ考えていない。
本などは躊躇わず買って行ってもいいかもしれない。

こうして並べてみると、やはり金が多くかかりそうなのは引越しか。引越しだ。

他になにか使い道はあるだろうか。金の使い方があまりに下手なので思い浮かばないが、試しに友人に話を振ったら面白い回答が得られるかもしれない。

引越しをしたい

筆者は今年引越しをしようと考えていた。
今住んでいる家は大学入学の時からずっと住んでいるもので、家賃は安いがやや古くて狭い。立地はそこそこだが、学部棟に近くなるように意識したため今の研究室からは微妙に距離がある。また、夏場に西日が直撃するとか、風呂場の排水溝がよく詰まるとか、細かい不満点がいくつかある。
今や多少の収入があり、わざわざ家賃を理由にこの家に住み続ける理由はない。
年明けからしばらくは引越し関連の業者も忙しいだろうということで、春頃から家探しを始めるつもりでいた。

ところが、新型コロナの影響で外に出辛くなった。これにより、引越しの計画も頓挫というか保留する形になっていた。
しかし、足踏みをしていたらすでに5月も半ばである。そろそろ夏になってしまう。
夏になると、上に挙げた不満点のうち「西日が直撃する」というのが効いてくる。つまり暑いのである。クーラーを買おうにも、室外機の管を通すための穴が本棚で塞がっているため、取り付けに難がある。模様替えをするぐらいならいっそ引っ越したい。

現在、新型コロナによる緊急事態宣言は全国で緩和の方向に動きつつある。北海道はまだ緩和されていないが、外出に制限が無くなったら隙を見てパパっと済ませてしまいたい。
とりあえず、今はネットで部屋の検索をするなどしていようと思う。

進める所から先へ

サボりにサボっていた論文の修正を終わらせ、先程指導教官の先生に提出した。一部自信の無い所や、研究室に行けないために保留になっている所があり、投稿はもう少し先になると思う。

また、先程ついに、研究室のセミナーを開始するという旨の連絡が来た。もちろん部屋に集まるのではなく、Zoomを使ったオンライン会議形式になるらしい。
とりあえず来週から始めるらしいが、その次の週からの予定は未定であるらしく、筆者の発表日時も決まっていない。準備だけしておいて、いつやることになっても大丈夫なようにしておくのが吉であろう。




一部繰り返しになるが、今の筆者の仕事をまとめてみる。

まずは執筆中の論文の修正。
とりあえず今は待ちの状態だ。先生の添削と、次回の研究室入室まで投稿はお預けである。

次にセミナーの準備。
先述の通り、筆者の発表がいつになるかは分からないが、ぼちぼちプレゼンの準備は進めたい。

加えて、今D3の先輩と共同で進めている研究がある。
主導者は先輩で、筆者の分担する量は多くないが、迷惑をかけない程度にこれもやる。先輩のD論にも使われるらしいので手は抜けない。

あとは前の冬にやっていた実験のデータの取りまとめである。
これはセミナー用のプレゼンにも盛り込みたいので優先度が高い。しかし、これを進めるには統計の知識がかなり必要で、今勉強中である。順番的には、統計を何とかする→データの取りまとめ→プレゼン作成、という感じになるだろう。

あとは論文を読むなどである。
ところで最近筆者はバ美肉したが、昨日試しにバ美肉した姿で論文を読むだけの配信をしてみた。あまりにニッチすぎて需要があるとは思えないが、筆者本人のモチベーション維持には効果的である。ちなみに今日この後も配信する予定である。




差し当たりこんなものだろうか。とりあえず暇ではなさそうなので、なんとかやる気を維持しつつこなしていきたい。