運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

東大生狩り

上野千鶴子氏による東京大学入学式の祝辞が話題である。
原文はこちら https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

ジェンダー論の話題は出てくる度に賛否両論の大嵐になるが、今回も凄いことになっている。筆者はジェンダー論については全く知識がないので、できれば踏み込んだ意見は控えていきたい。下手なことをして燃えるのは怖い。

議論の的になっているのは前半のジェンダー論的な内容と、後半の努力が報われるかどうか云々の部分である。前半はともかく、後半も祝辞という形でこんな内容をぶち込んでくるのは流石という感じだ。




そんな肯定的、否定的意見が入り乱れる中、明確に事実と異なると言われている一節がこちらである。




『他大学との合コン(合同コンパ)で東大の男子学生はもてます。』




筆者は東大生ではないので実際のところはよく分からない。しかし、少なくとも筆者のTwitterに流れてきた東大関係者は口を揃えて「もてない」と言っている。ソースがTwitterなのでバイアスが物凄そうだが。
おそらくここで上野氏が主張したかったのは、「東大生であることが、他人からの印象に与える影響はプラスかマイナスか。男性ではプラス、女性ではマイナスになるだろう。」ということなのだと思う。しかしながら、女子学生については例を挙げて説明している一方、東大男子学生はもてるという根拠は全く挙げていない。というかこれを自明の事実として論拠にしている。




結局のところ、東大生であることが他人からの印象に与える影響は、男子学生ではプラスかマイナスか。




ところで、東大のとある格闘技系スポーツサークルの話だが(筆者もやっているスポーツなので交流がある)、当時のこのサークルでは、メンバーの男女比が大きく男側に偏っていた。

それが、あるきっかけで大量の女子メンバーを引き込むことに成功することになる。
「東大生を叩けます!」というのを売り文句にしたのである。

これがTwitterで広まったりした結果、近くの女子大からやたら凄い数の新入生が体験会に来た。東大生を狩りに来たのだ。




このことから、東大生を殴りたいという需要が、女子学生にある一定数存在することがわかる。なんということだ。

逆に言えば、男子学生は東大生であることにより、女子学生に「殴りたい」と思わせることができる…かもしれない。
この影響は、男子学生にとって果たしてプラスかマイナスか。




人によるんじゃなかろうか。