運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

初任給と夢と感情

ついに、やっと、ようやく、給料が振り込まれた。
4月分と5月分がまとめて振り込まれた。

今日の時点で残っていた現金は約2000円だった。ギリギリだ。
これで当分は生活費に困らずに済む。
窒息寸前のところで水面に浮上して息継ぎをしているような感覚だ。

安堵感、開放感は当然ある。
一方で、この給料は3年分しか約束されていないことによる不安、結局まだ自分は学生であるということによる焦り、金を貰って研究をしていることによる圧力と責任感、そういうのがねばねばと残る。
水面に上がって息継ぎできたは良いものの、近くに陸が無く、泳ぎ続けないと死んでしまうような…。




初任給のお祝いと、思ったより気分が晴れなかったことへの腹いせに、近くのカレー屋に行って夕飯を食べ、酒とつまみを買って帰って飲んだ。




そういえば、少し前まで、車を運転していてブレーキが効かなくなり、壁や人にぶつかって事故る夢をよく見ていた。
車で事故りかけた経験は無くはないので、そのせいかなとずっと思っていた。
ところが、ある時知り合いの博士課程の先輩(学振PDも通したすごい人)が、同じような内容の夢をよく見るとTwitterで言っていたのを見て、気になって調べてみた。

「車のブレーキが効かなくなる夢」は、「自分で自分をコントロールできていない」「物事が勝手に進んでいる」ことを、そしてその夢の中で壁にぶつかるようであれば、「現実に障壁がある」ことを暗示している、らしい。

夢占いと言うと胡散臭く感じるが、これは理に適っているなと思った。
研究は楽しいし、自分の研究内容には自信があるつもりだし、学振が通ったのもよく頑張ったと思う。しかし、心の奥では、このまま進んじゃって大丈夫なのかとか、本当に研究続けられるのかとか、そういう不安が消えていなかったようだ。

この夢占いの診断結果を見てから、「車のブレーキが効かなくなる夢」はぱったりと見なくなった。多分、自分の感情、深層心理を認識してしまったからだろう。

どうでもいいが、今年のデレマスの総選挙で3位になった夢見りあむとか、今はこういう夢を見ていそうだ。




研究生活に悪感情は付き物だ。
こんな不安定な生活環境に身を置いていたら、誰だってそうなる。

であれば、自分の心の奥底を、渦巻いている悪感情を、ごまかさず強がらず素直に認識し、整理しなければならない 。そうしないと多分、どこかで壊れる気がする。




今の筆者の感情は?
初任給は嬉しい。が、先行きはどうしても不安。
夢で飯を食うのはどこまでも過酷なのだ。