運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

天気の忌み子

今年の筆者の天気運の悪さは特筆すべきものがある。

まず6月のサンプリング。実質2日の日程のうち、初日は大雨、2日目は暴風だった。
さらに7月の大雪山。強行したもののほぼ雨であった。下山中には雷も少し聞こえた。




そして今日である。




話が大きく逸れるが、学部生向けの実習の中に、「演習林で様々な方法で昆虫を採集し、ハエからダニまで全てソーティングする」という力こそパワーみたいなやつがある。
担当しているのは動物の多様性の研究室で、筆者の所属する植物の多様性の研究室のお隣である。

従って本来筆者とは無縁の実習なのだが、なんと筆者は毎年この実習にTA(ティーチングアシスタント)として参加している。
理由は、「昔趣味で昆虫採集をしていたから」だ。

この実習は8月初めに行われるのだが、その下見として今日演習林まで行ってきたのだった。
ちなみに演習林は苫小牧にある。先生の運転する車に乗って約1時間半かかる。




問題の天気である。

今日の予報は、札幌も苫小牧も雨。
文句なしの雨であり、札幌を出た辺りではもうパラついていた。
今回もまた悪天候の中のフィールドワークなのかと、筆者の心も雨模様であった。

ところが、苫小牧に着いてからの作業中は、多少の霧雨ではあったものの本格的に降られることは無かった。
雨合羽も一瞬出してすぐ戻した程度だ。

筆者の雨パワーを相殺するような晴れ男が、同行したTAにいたのかもしれない。

下見で予定していた作業は特にストレスなく終わった。

とはいえ天候が良くないことには変わりないし、この天気では昆虫採集はままならない。
本番ではもうちょっと晴れることを期待する。暑くない程度に。




札幌に戻って解散した後、筆者が帰宅しようとしたタイミングで雨足が強くなった。めちゃくちゃ濡れて帰った。

ちなみに天気の子は見てないし多分この先も見ません。