冷房
研究室には冷房があるのだが、全ての部屋に備え付けられている訳では無い。
どうも大学側の決まりとして「実験室」には冷房を設置することになっているらしい。
そもそも「実験室」をどう定義するかみたいな問題がある。例えば筆者の机がある部屋は事実上の院生室であり実験室ではないが、部屋の名前が「データ処理室」といういかにも実験をしそうな名前になっでいるので、ちゃっかり冷房が付いている。
逆に冷房が付いていない部屋というと、データ処理室ではない院生室、学部生の実習で使う実習室、先生方の部屋、などである。高齢な方も多い先生の部屋に冷房が付いていないのは間違いなく欠陥なので早急に見直すべきである。
なんでこんな決まりになっているかというと、推測だが、実験機器等の機械類や実験に使う生物は暑さにやられることがある、しかし人間は自己管理で何とかしろ、ということなのだろう。
当然人間だって倒れるし、ここまで暑いと自己管理にも限界がある。
つべこべ言わずに全部屋に冷房付けろと思うわけなのだが、そうもいかない理由もちゃんとある。電力が足りないのだ。
実は昨日の時点で、大学側が設定している上限電力を超えそうだから節電しろ、というメールが来ていた。実際にこの上限とやらを超えるとどうなるかは知らないが、とにかく現時点でカツカツらしい。
この状況でさらに冷房を増やすのは難しいのだろう。
ちなみに、去年の地震で北海道全体が電力不足に陥った際は、『ヒトのための「エアコンの使用」は停止(原文ママ)』という強烈なメールが回ってきた。
筆者の机がある部屋は涼しいからいいのだが、他の冷房の無い部屋の学生は机に座っているだけで辛いので、こぞって実験室へやってくる。
曰く、クソ暑い日の方が実験は捗るらしい。それもどうかと思うが。