運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

2日目はザグレブを回るなど

f:id:under_the_floor:20190827030245j:plain

クロアチア2日目。
普段からリズムの破綻した生活をしていたせいか、時差ボケは寝て起きたら無くなっており、快調だった。
朝食に謎の料理を食べ、ソシャゲのログインを済ませ、学会へと向かった。




学会の発表演題はテーマごとに分別されていて、今日はこのテーマ、明日はこのテーマ、というようにまとめられている。
そして今日は正直あまり筆者には興味のない内容であったので(面白くないとか貶めている訳ではない)、午前中だけ口頭発表を聞き、午後は学会を抜けてザグレブ観光へ向かった。

ザグレブの中心街は、駅から北側へ向かうとあり、ここだけ綺麗で観光地化されている。逆に言うと北側以外は壁一面に落書きがされていたりして、印象はあまり良くない。治安は全く問題なさそうだが。
駅から北へ向かってまず行き着くのがイェラチッチ広場で、ここがザグレブの実質の中心みたいな感じである。駅前よりも活気があった。
この真北に市場のあるドラツ広場、北東に大聖堂、北西に石の門や聖マルコ教会など観光地がある。どれも歩ける距離にあり、全て回った。
また、前から気になって仕方がなかった拷問博物館というのもこのエリアにあり、嫌がる同行者は置いて1人で見学した。とてもSAN値の削られる博物館だった。




適当にお土産を買ったりして、学会へと戻った。ちなみに学会の会場は駅前のでかいホテルである。
夕方からはポスター発表があり、これを見るために戻ったのだが、やはり今日のテーマにはあまり興味がない(そして唯一聞こうと思っていたポスターには発表者が来ていなかった)ので、今日の発表ではない別のポスターを物色して回った。
今回の学会ではあらゆる藻類が扱われている訳だが、見たところ珪藻と円石藻をテーマとする研究が多いようだ。なお、珪藻は原生する藻類の中で最も生物量が多く、円石藻は石灰の元となる物質を生産するということで、いずれも注目を集めやすい藻類だと思う。
うずべんを扱っている研究もやや少なめだがもちろんあり、チェックして回った。聞いたことのある先生のポスターもあった。
あとは「海藻を食べよう!」みたいな日本人からしたら今更何をというポスターもあった。発表の日になったら海藻を食べる人種代表として冷やかしに行こうと思う。

そして気になるのは筆者のポスターだ。
実は筆者のポスターは部屋の入口のすぐ前のめちゃくちゃ良い位置に貼られていて、データ量と写真が比較的多く(というのも今回2種類の未記載のうずべんについて無理やり1つのポスターにぶち込んだので物量がすごい)、さらに昨日書いた通りポスターがバラバラに切り刻まれているなど見た目のインパクトもあり、色々な意味で目立つのである。
実際筆者のポスターを写真に収めている人や、画像をガン見している人などがいた。
こういう場合、筆者はポスターを見ている人に声をかけて説明を始めるべきなのかもしれないが、まあ今日発表じゃないしいいやーということで何もしなかった。ちなみに筆者の発表は木曜日である。




撤収後、ホテル前のスーパーで夕飯とビールを買って帰った。ちなみに買ったビールはクロアチアのものではないというのを後で知った。




明日以降は筆者の興味のある内容が続くので、観光などやっている余裕は無くなる。聞く側も大変だが頑張っていこうと思う。