運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

4日目は海へ

クロアチアは国土の西側でアドリア海に隣接しており、海岸には大きな観光地やリゾートが多く存在する。

学会4日目の今日は発表がない休みの日で、丸1日時間を使えたので、せっかくなのでアドリア海まで行ってみることにした。




今回向かったのはリエカという港町である。
リエカは特に有名なリゾートというわけでもなく、観光客からするとややマイナーな街だと思われる。
ではなぜ今回リエカを選んだかというと、ザグレブから最も近いから、この一点に尽きる。というのも、ザグレブが結構内陸にあるので、日帰りで海まで行って帰って来ようとするとそれなりにハードなのだ。有名なリゾート地まではとても1日で往復できる距離ではない。
リエカは一番近いとはいえ、それでもバスで片道2時間半〜3時間かかる。日帰り観光するにはギリギリの距離だと思う。




8時頃のバスに乗ってリエカへ向かい、到着したのは10時半頃だった。
リゾートではないと書いたが、街並みは綺麗だし活気もある。ザグレブより綺麗なのでは?と思ってしまった。

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コルゾ通りを抜けて街のシンボル時計塔へ。

下調べの結果、リエカには「トルサット城塞」という城跡があり、ここからの景色が良いと言うことだったので、ここへ向かうことにした。
トルサット城塞は少し高い場所にあり、長い階段を昇るか、バスに乗って行くことが出来る。筆者はせっかくなので階段を昇ったが、30度を超える暑さも相まって激しく後悔した。大人しくバスに乗るべきだった。

汗だくにはなったが、到着したトルサット城塞からの眺めは絶景という他ないものだった。
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街とアドリア海を一望できる。ちなみに左奥に見える陸地はアドリア海を挟んで向こう側のイタリア…ではなく、ただの島である。

満足した筆者は階段を歩いて降り、昼食を食べ、港から海を覗いたりして遊んだ。海水は綺麗で魚がたくさん泳いでいた。

このあたりで、リエカがリゾート地でないことによる弊害がひとつ浮かび上がった。土産物屋がないのである。
ザグレブであれば至る所に存在する土産物屋であるが、リエカだとバスターミナル前の大聖堂の中にあるぐらいだ。
そしてこの大聖堂の土産物屋が夕方頃に閉まってしまい、筆者はこれと言ったお土産を買うことができなくなってしまった。
少し残念だったが、写真はめちゃくちゃ撮ったしまあいいかーということで、16時頃発のバスに乗ってザグレブへ帰還することにした。

ということで結構な弾丸ツアーだったが、思った以上に楽しむことができた。




明日は筆者のポスター発表がある日である。筆者にとっては本番の本番ということになるので、気合いを入れていこうと思う。