運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

6日目は消化試合

昨日筆者の発表が終わり、記念撮影やパーティも終わり、学会の日程としては最終日に当たる今日は何をするのかと言うと、残っていた口頭発表を聞くだけである。
しかも一番聞きたかったテーマも昨日のうちに終わってしまっている。本当にハリがない。

ちなみに昨晩のパーティ、筆者は11時前頃に抜けてきたが、聞くところによると3時半ぐらいまでやっていたらしい。しかも踊っていたらしい。さすが欧州人と言うべきか。
会場全体も心無しか覇気がなく、質問もあまり飛んでいないような気がした。




発表が全て終わり、口頭発表の受賞者が表彰され、数分程度の手短な閉会式みたいなのが行われた。こうして学会最終日はとてもゆるやかに終わって行った。
適当に挨拶やらを済ませ、筆者は学会会場を後にした。




帰り際、寄り道をした。
他の参加者と話していて、クロアチアがネクタイの発祥の地であるということを知り、発祥となった店でネクタイを買うことにしたのだ。
自分用の大きめのお土産を何にしようか迷っていたところだったので、ぴったりである。

店の名前は「CROATA」という。CROATIAではない。
2日目に観光したイェラチッチ広場の区画にある。

店に入ると、ガタイが良くて正装で赤いネクタイをした店員さんが案内をしてくれた。こちらはちんちくりんな体型でラフな格好なのでいたたまれなくなった。
店員さんの説明を聞いていると、デザインにこだわったものだけでなく、宝石や金が織り込まれているものや、世界に4本しか存在しないものなど、ネクタイの概念を覆すようなガチネクタイの話が出てきてますますいたたまれなくなった。

そこまでガチじゃないネクタイももちろん並んでいるが、1番安いのでも400クーナ、日本円で6300円とかである。高級なのは間違いない。
ちなみに高いやつは桁がひとつ多くて、ざっと20000円以上だった。やべえ。

買うと決めて訪れたので、高い買い物をする覚悟はあった。
結局、店員さんに勧められたやつ(の中で安い方)を購入した。

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かっこいい…

正直筆者はネクタイは息苦しくて苦手だったが、こういうのを買ってしまうと付けたくなってしまう。
次の大きな学会ではこのネクタイを付けて発表するのも一興かもしれない。




気がついたら寄り道がメインになってしまった。
予定では、明日の夕方の飛行機に乗ってクロアチアを発つことになっている。名残惜しいが、学会も観光もお土産も満足できているので、あとは気をつけて帰ろうと思う。