運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

投稿

執筆中だった論文がようやく出来上がったので、雑誌に投稿した。




投稿するというたったこれだけの為に2時間ほどが費やされた。
論文の投稿システムは雑誌によって決まっており、ものによってはとても面倒なようだ。筆者はこれが2本目の投稿だが、前回の雑誌よりは明らかに面倒であった。

まず論文の投稿はオンラインシステム上で行われる。
各雑誌の投稿用ページへ向かい、そこへ文章やら図やらをアップロードする。ちなみに最初図のサイズが大きすぎてアップロードできず門前払いを食らったので、図の再出力からやらされた。

次に論文著者の情報を登録した。
この際、研究遂行にあたって誰が何にどの程度貢献したか入力させられた。例えば筆者であれば「investigation」とか「writing manuscript」とかである。これに果たして何の意味があるのだろうか。

研究内容の意義について書かされた。それは本文のイントロに書いてあるだろ。

エディターとレビュアーの希望。
「エディター」は雑誌編集に携わる人で、「レビュアー」は雑誌とは関係はないが論文の査読を有志でしてくれる人である。今回の投稿先はこれらに希望を出せるのだった。前回投稿した論文には無かったシステムなので面白かった。ちなみにレビュアーについては「こいつは選ばないでくれ」という希望も出せるようになっていた。
しかし、エディターのリストを見ても筆者の研究内容に近いことをやっている人がほとんどおらず、迷った末わりと適当に選んだ。さらに選択欄に「REASON」という項目があって本当にめんどくさいなと思った。
レビュアーもまあ内容を分かってくれそうな研究者を適当に選んだ。
なお、エディターもレビュアーも希望したとおりに選ばれるとは限らず、レビュアーに至っては最終的に誰が選ばれたのか教えてくれないことになっている。

Cover letterの入力。論文はただ黙って投げつければいいのではなく、ちゃんと編集長に手紙を送って挨拶する必要がある。まあ、ほぼ前回送ったやつの使い回しなのだが。

その他細かい諸々をやって投稿である。




今後は、たぶん数ヶ月後にエディターとレビュアーからの判定が返ってくるのでそれまで待機だ。判定というのは、reject(載せる価値無いから帰れ)とかrevision(まだ載せるに値しないから直せ)とかである。revisionであれば修正案も一緒に来るはずなのでこれを参考に直して、再度投稿である。
ちなみに、修正全く無しで一発で受理されることはまず無いと思っていい。

とにかく、しばらくは結果待ちだ。